【根拠も提示】何故ハゲるのか分からない?男性薄毛の原因の多くはこれ!
最近髪の毛が本当に薄くなってきたなぁ ちょっと誤魔化せなくなってきた・・・
とある調査では男性の7割以上が気になるという薄毛。
もはや国民病といっても良いくらいの数字ですね! (まあ、薄毛は病気ではありませんが・・・)
一体、この薄毛の原因は何なのか? ネットなどで調べると、良くこんな言葉が出てきませんか?
一体これは本当なのか? 何を根拠にそう言っているのか? 知りたくありませんか?
言葉が独り歩きすることの多いこの育毛業界、果たして男性薄毛の原因のほとんどは本当にAGA(男性型脱毛症)なのか?他に薄毛になってしまう病気は無いのか?そんなことを根拠となるデータを元に紐解いていきますよ!
AGAの原因や正しい対策についてこちらをどうぞ!
関連記事:【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
成人男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)は本当か?
まずここをハッキリさせておきたいと思います。
見出しのような文章はいろんなサイトで見かけるのですが、なかなか根拠となるデータを引用しているところは少ないですね。
「薄毛に悩む男性の約9割はAGA」ってのも同様で、言葉が独り歩きしている印象。
本当に成人男性薄毛の原因のほとんどはAGAなのか?
まず、薄毛に悩む人の数はどのくらい居るのか?を調べたデータを紹介します。
順位 | 調査地 | 薄毛率 | 薄毛人口 |
---|---|---|---|
1 | チェコ(プラハ) | 42.79% | 158万人 |
2 | スペイン(マドリッド) | 42.60% | 650万人 |
3 | ドイツ(フランクフルト) | 41.24% | 1,263万人 |
4 | フランス(パリ) | 39.10% | 787万人 |
5 | アメリカ(NY/LA/シカゴ) | 39.04% | 4,027万人 |
14 | 日本(東京) | 26.05% | 1,293万人 |
※ 株式会社アデランス「世界の成人男性薄毛率」調査結果より
これ、あのアデランスが世界主要都市で肉眼による通行人観察の結果薄毛率を調べたっていうスゴイデータ(笑)
肉眼って大変だったでしょうね・・・。
そこから導き出した薄毛人口の推定値が上の表になります。
日本はというと、この調査対象となった21カ国のうち14位で薄毛人口は1293万人。
で、AGA(男性型脱毛症)の人口は何人くらいなのか?
2017年度のAGAガイドラインには以下のような記述があります。
25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる. 引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
日本人男性の約3割がAGAという話です。
じゃあ、統計から見て日本人男性は何人くらい居るのか?
先のアデランスの調査結果と同年代の統計データを調べてみました。
年代 | 人口(単位:千人) |
---|---|
20~24歳 | 3,955 |
25~29歳 | 4,461 |
30~34歳 | 4,960 |
35~39歳 | 4,359 |
40~44歳 | 3,976 |
45~49歳 | 3,936 |
50~54歳 | 4,633 |
55~59歳 | 4,762 |
60~64歳 | 4,193 |
65~69歳 | 3,484 |
合計 | 42,719 |
※政府統計データ(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000150243)より
20歳~69歳だと男性人口は4,271万人。 その3割というと1,281万人。
これだけの人数がAGAにかかると推定されるんです。
先程のアデランス調査結果から日本人薄毛人口が1,293万人ですから、やっぱり薄毛となったほとんどの人がAGAという話は信憑性がありますね。
調査結果と統計データを照らし合わせてもやっぱり男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)ってことですね。
では、他に薄毛の原因となる病気は無いのか? 次ではその辺りを見て行きましょう!
AGA(男性型脱毛症)以外に薄毛となる病気は無いのか?
男性薄毛の原因のほとんどはAGA。
じゃあ、他に薄毛となる病気には何があるのか? ここでは2つを挙げました。 (もちろん、ここに挙げたものが全てではありませんよ)
- 円形脱毛症
- その他自己免疫疾患
順番に見て行きましょう!
1.円形脱毛症
10円玉くらいの大きさが脱毛する症状から「10円ハゲ」とも呼ばれますね。
が、必ずしもそのサイズに脱毛するわけじゃなく、もっと大きさサイズになったり、複数の箇所でハゲたり、それらが融合してより大きな脱毛斑ができることもあり、自己判断が難しいケースも。
半年ほどで自然治癒するケースもあるようですが、脱毛の面積が増えてくるようなら皮膚科に掛かるべきでしょう。 ※ 円形脱毛症は医療保険が使えます。
原因は自己免疫疾患(これは後述します)とされますが、ストレスが誘引となるケースもあるようです。 参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E5%BD%A2%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87
円形脱毛症を発症する人は人口の1~2%と言われているので、126万人~252万人くらいでしょうか。
※ 日本人人口を1億2633万人(2019年度)で計算 男女比はやや女性に多い傾向にあるそうですが、仮に半々としても男性は63万人~126万人ほどの計算になります。
2.その他自己免疫疾患
「自己免疫疾患」とは、本来自分の体を守るために存在しているリンパ球などが間違って自分の体を攻撃してしまう、という何とも悲しい病気の総称。
膠原病とも呼ばれます。
代表的なものには関節リウマチがありますね。
前述の通り、円形脱毛症も自己免疫疾患が疑われています。
他に症状のなかに「脱毛」があるのは、全身性エリテマトーデス(SLE)や甲状腺機能亢進症(例えばバセドウ病)、甲状腺機能低下症(例えば橋本病)など。
ただ、これらの病気は脱毛以外に全身症状が出現することと、圧倒的に女性の方が発症率が高いことが知られています。
ちなみに、先程挙げた病気の有病率と男女比を表にすると以下の通り。
病名 | 有病率 | 男女比 |
---|---|---|
SLE | 0.01%~0.1% | 男1:女9 |
バセドウ病 | 0.5%~1% | 男1:女4 |
橋本病 | 10% | 男1:女20~30 |
この通り、男女比では圧倒的に女性に多いのが特徴。
有病率10%の橋本病を例に挙げると、 1億2633万人(2019年度人口)×0.85(15歳未満を15%と仮定して除外)×0.1(有病率)=1,074万人 仮に30人に1人が男性だとすると、36万人ほどの男性が橋本病を発症する計算になります。
先に挙げたAGAの人口は1,281万人。
圧倒的にAGAの人口の方が多いのです。
まず疑うべきはAGA(男性型脱毛症)
各疾患の具体的な数を挙げてきましたが、いかにAGAの数が多いかがわかりますね。
額や頭頂部が徐々に薄くなってきたのなら、ほぼAGAと考えて良いかと思われます。
AGAは進行性、何も治療を行わずに症状が軽減することはありません。
そして、早期治療が有効とされています。
私は頭頂部がかなりヤバイ状態になってから治療を始めたので、あまり選択肢がありませんでした(涙)
シャンプーやサプリ、育毛剤の効果に限界を感じるアナタ! AGAクリニックでの治療、おすすめしますよ!
【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
【薄毛のウソ】ストレスでAGAを発症するわけではないこれだけの理由
ストレスでハゲそう
一度くらいは聞いたことのある言葉じゃないでしょうか?
そのくらい、「ストレス」と「薄毛」は密接な関係があるように思われています。
しかしこれ、家族との急な死別など非常に強いストレスは別にして、あまり関係ないと考えて良さそうです。
もちろん、そう言い切るには理由があるんです。
ここでは、男性の薄毛のほとんどを占めるAGA(男性型脱毛症)の原因、自律神経と薄毛の関係、うつ病人口と薄毛人口の関係など、様々な側面からストレスで薄毛は発症するのか?を検証していきます。
なるべく根拠となるデータを引用してきました! ぜひ参考にしてください。
- 成人男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)
- ストレスが原因でAGA(男性型脱毛症)は発症しない
- 自律神経が乱れるとハゲる?
- うつ病を発症する人と薄毛の関係は?
- 脱毛でストレスの関与が疑われているのは円形脱毛症
- 薄毛・AGAを発症する原因はストレスではなくDHT
成人男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)
詳細は別記事を読んでもらいたいのですが、結論から言うと男性薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)と考えてください。
関連記事:【根拠も提示】何故ハゲるのか分からない?男性薄毛の原因の多くはこれ!
アナタが額や頭頂部、またはその両方が徐々にハゲてきているなら、まずはAGAが疑われます。
薄毛の原因には他にも円形脱毛症などがありますが、これは後ほど見ていきましょう。
まずは圧倒的な数を占めるAGAとストレスの関係を見ていきます。
ストレスが原因でAGA(男性型脱毛症)は発症しない
薄毛に悩む人のなかでも圧倒的にAGAの割合が多いことが分かったところで、今度は「じゃあAGAの原因は何なのか?」という話です。
結論から言うと、AGAの原因は男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)によるもの。
そして、このDHTの活動性、受容体(アンドロゲンレセプター)の感受性は遺伝による影響を色濃く受けることも分かっています。
関連記事:【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
この辺の話はAGA治療の第一人者、東京メモリアルクリニック・平山の佐藤明男医師の発言にもある通りです。
そもそも、人はなぜ年齢とともに毛が抜け落ち、生えてこなくなるのか──。 生活習慣が不規則だから? 仕事や私生活など何らかのプレッシャーを抱え、ストレスを感じているから? など理由は諸説取り沙汰されるが、佐藤先生は一言でズバリと言い切った。 「遺伝です」
引用:https://emira-t.jp/special/6918/
ここまで言い切られると逆に清々しいですね
ええー、でもストレスで自律神経が乱れると薄毛になるって聞いたけど?
ストレスと薄毛の関係を調べるとこんな説明をしているサイトも多いですよね。
でもこれ、根拠のないことを堂々と書いているだけかもしれませんよ。 (育毛業界では本当に良くあることなんです・・・。)
というわけで、今度は自律神経と薄毛の関係を見ていきましょう。
自律神経が乱れるとハゲる?
自律神経について軽くおさらいしておきましょう。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれバランスを取りながら主に活動と休息に関わっています。
これらは内蔵の動きにも大きな影響を持つことから、バランスが崩れた際には冷え性や胃腸の不調など様々な体の不調と関係すると言われています。
じゃあ、薄毛にも関係するかもしれないじゃん
自律神経の乱れと薄毛を結びつけた解説で出てくるのは、「交感神経優位になると血管が収縮し、頭皮の血流が低下、必要な栄養分が毛髪に届かなくなるから」なんてのがありますね。
でもこれ、全く見当違い。
元々頭皮の血行は良いことが分かっていますし、血行改善と薄毛の改善は何も結びつかないことが分かっているから。
関連記事:【正しい知識を!】頭皮の血行と薄毛は関係なし!本当に必要な対策とは?
確かに交感神経が過活動になれば血管が収縮するのは間違いありません。
でも、それと薄毛には何ら関係性がないということです。
また、帝京大学医学部付属病院泌尿器科長、堀江医師によると交感神経優位になると男性ホルモンの分泌量が低下するそう。
男性ホルモンが分泌するのは副交感神経が優位になっているとき。つまり、楽しい気分で、心地よさを感じたり、リラックスしているときに作られます。逆にストレスや緊張、イライラしているときには交感神経が優位になって男性ホルモンは出なくなってしまいます。 引用:http://www.nippon-shinyaku.co.jp/healthy/male_urinaryorgans/male_climacterium.html
ひょっとして交感神経優位の方が剥げにくいんじゃない?
まあ、そこまで単純ではないでしょうけど、交感神経優位と薄毛は全然結びつかないのです。
そもそも、頭皮の血行不良で毛が抜けるなら、ナゼ頭頂部や額の髪の毛だけが抜けるのでしょう?
ヒゲや眉毛、その他の体毛が一切影響を受けないのはおかしくないですか?
頭頂部や額の髪の毛だけが抜けるのはまさにAGAの症状。
そして、これらの部位の髪の毛だけが影響を受けるのは、これらの部位にDHTを受けるレセプターが存在するから
引用:https://www.francetop.com/aga/doctorcolumn/5/
このことからもストレスと薄毛の関係性は見いだせないのが現状です。
うつ病を発症する人と薄毛の関係は?
ストレスが誘引の1つとも言われるうつ病。
もしも、ストレスが原因で薄毛になるなら、うつ病を発症する人の数と薄毛の人の数にはある程度の関連が見られそうに思いませんか? (もちろん、うつ病の原因が全てストレスではありませんが)
アナタもご存知かもしれませんが、うつ病を発症する人の数は年々増加傾向にあります。
引用:http://medical.itp.ne.jp/iryou/utsubyou/
2011年度は一旦減りましたが、1996年から見ていくとどんどん増えていっているのが見て取れますね。
一方で、薄毛の人口推移はどうか? リーブ21が調査した「薄毛進行中の人口」を引用します。
西暦 | 男性人口(千人) | 薄毛人口(千人) | 薄毛率 |
---|---|---|---|
2008年 | 53,345 | 26,954 | 50.52% |
2010年 | 52,717 | 25,371 | 48.12% |
2013年 | 52,870 | 24,401 | 46.15% |
2017年 | 52,818 | 25,159 | 47.63% |
※ 参照:https://www.reve21.co.jp/files/2013/10/73d1dbbbd47e1ae3b9fdadc31b4b71c4.pdf
※ 参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000024781.html
このデータから、2008年から2017年まで薄毛人口はほぼ横ばいということになります。
また、2017年度のAGAガイドラインの内容も引用してみましょう。
25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる. 引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
ガイドラインにもAGA人口が25年前から比べてほぼ横ばいであることが書かれています。
つまり、薄毛の人が増加しているってことはありません。
うつ病人口の増加は先のグラフの示すとおり。
もちろん、うつ病=ストレスではないので単純には比較できません。
が、それにしてもうつ病人口の推移と薄毛人口の推移に関連性が全然見られないことからもストレスと薄毛の関係性の低さが伺えるのではないでしょうか。
脱毛でストレスの関与が疑われているのは円形脱毛症
いわゆる10円ハゲのような症状が特徴ですね。
場合によっては、脱毛斑が広がったり複数の脱毛斑ができることも。
この円形脱毛症、原因の1つとしてストレスが考えられています。
「考えられています」というのは、まだ全容が解明されたわけではないから。
徳島県医師会のページを引用すると以下の通り。
円形脱毛症は頭髪が円形に抜けるよくある病気で、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくの患者に生じやすいことが知られています。生まれ持った遺伝的体質に疲労、精神的ストレス、感染など何らかの環境因子が加わって脱毛すると考えられています。しかし、ストレスなどの誘因がはっきりしない人も多く、全容はまだ詳しく分かっていません。
引用:http://www2.tokushima.med.or.jp/?id=957:2015-08-25-05-30-54
直接の原因は自己免疫疾患(体を守るハズのリンパ球などが体の細胞を間違って攻撃してしまう疾患の総称)ではないか、とも言われています。
以下ウィキペディアの引用。
本来、体の防御機能であるCD8陽性Tリンパ球が毛根部分の自己抗原(おそらくメラニン関連の蛋白)に誤って攻撃してしまういわゆる自己免疫反応によって引き起こされる自己免疫疾患である。 引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E5%BD%A2%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87
「ストレスでハゲる」の代表的(?)疾患である円形脱毛症ですら、その原因はストレスとも言い切れないのです。
こうやって見ると、「ストレス」と「薄毛」ってほとんど結びつかないですね。
薄毛・AGAを発症する原因はストレスではなくDHT
薄毛とストレスの関係、いくつかの角度から見てみました。
いずれも、関係性を示唆するものではないのが分かるかと思います。
冒頭でも言った通り、薄毛となる原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)。
そして、AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)。
いくらストレスを溜めないようにしても、交感神経優位にならないように配慮しても、このDHTに対してアプローチしなければ薄毛は克服できません。
AGAは進行性、そして早いうちの治療が有利なことが分かっています。
私はずいぶん薄毛が進行してから治療を始めたのでミノタブを服用しないと髪の毛は生えない、と医師から言われました・・・。
関連記事: 【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
大切な時間とお金を有効に! 正しい知識で正しい薄毛治療を行ってくださいね!
【正しい知識を!】頭皮の血行と薄毛は関係なし!本当に必要な対策とは?
- 血行不良は薄毛の原因に!
- マッサージで血行を改善させて頭皮環境を整えて・・・
- 頭皮の血行不良で髪に必要な栄養素が行き渡らなくなって・・・
薄毛で悩む人がネットで調べるとこういった話を良く見かけるんじゃないでしょうか?
頭皮の血行改善=薄毛の改善のような図式が成り立っているような風潮がありますよね?
でもこれ、実は全くのデタラメ
そう、血行を改善しても薄毛は改善しないんです(涙)
どうしてそこまで言い切れるのか、知りたくありませんか?
ここでは、AGA(男性型脱毛症)に携わる医師の発言を元にして、血行促進と薄毛の関係、血行促進という観点からみた育毛剤、ミノキシジルと血行の関係などを書いていきますよ!
頭皮の血行改善が薄毛・AGAに良いという嘘
「頭皮の血行と薄毛の関係性」について、ここでは4人の医師の発言を引用します。
- 東京メモリアルクリニック・平山 佐藤明男院長
- あやべビューティークリニック福岡 綾部誠院長
- 銀座総合美容クリニック 正木健太郎院長
- 大阪大学皮膚・毛髪再生医学寄付講座教授 板見智医師
順番に見ていきましょう!
1.東京メモリアルクリニック・平山 佐藤明男院長
薄毛の原因は男性ホルモン。その男性ホルモンが頭皮でDHTという物質に変換されることで髪を細くしていきます。ということは、血行をよくすればするほど男性ホルモンが頭皮を巡るため、薄毛を促進させてしまいます。それに、頭皮はもともと血行がよいので、更に血行をよくする必要はありません。 引用:https://www.doctor-gate.com/20search/2045beauty/2045beauty02.html
血流は栄養素と一緒に、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を運んでしまうということですね。
そもそも、元々頭皮は血行が良いので、わざわざ血行を促進するようなことはしないで良いのです。
昔の話ですが、興味深い実験が行われたようです。
戦前、頭皮に向かう血管を縛ってしまう実験も行われました。太い血管を全部縛っても、細い血管は繋がっているので、頭皮が腐ったりはしないんです。実験の結果、血行を悪くした人の70%くらいの人に髪が増えるという結果が見られました。ただし、半年くらいすると元に戻ってしまったんです。血管のバイパスがまた太くなり、頭皮に行く血流が供給されて再びハゲる。結局、その治療法は良くないという結論になったんです 引用:https://nikkan-spa.jp/746078
頭皮の血行を悪くしたら髪の毛が生えてきただなんて、今の常識を覆すような実験結果!
根拠と言うには物足りませんが、何の根拠もなしに「血行改善=薄毛改善!」って話よりは信憑性ありますね。
2.あやべビューティークリニック福岡 綾部誠院長
頭皮は身体の中でいちばん血行が良く、薄毛とは関係がありません。(中略) 頭皮の血行は非常によく目頭のところから2本の動脈が立ち上がっており、さらに側頭部から1本の動脈と後頭部からも血流がきて、合計4本以上の動脈が頭皮に流入しています。 このことからもわかるように、頭皮は体の中でも一番と言っていいほど血流がいい部位なのです。 引用:http://www.fchuoh.com/usefull/kekkou.html
ここでも頭皮の血行は元々十分だという話です。 やはり血行不良=栄養不足=薄毛の原因に、という話は成り立ちません。
3.銀座総合美容クリニック 正木健太郎院長
多くの育毛剤では、頭皮の血行促進により育毛効果があるように説明されていますが、男性型脱毛症の主な原因は男性ホルモン作用による毛髪のミニチュア化であり、「血行不良による毛乳頭細胞の活動低下」等の説は医学的・科学的に決定的な実証の無い推測の域を出ていません。 実際に血管拡張作用しかもたない殆どの降圧剤では発毛効果はありませんが、血管拡張作用の他に成長因子の分泌を促進するミノキシジルには発毛作用が認められていることからも、「血行不良」はあくまで男性型脱毛症・AGAの遠因(環境因子)に過ぎず、血行の改善は直接発毛・育毛を促進しない事が判っています。 引用:https://gincli-aga.com/blog/2013/01/post_106.html
「薄毛かつ血行不良と証明できる人を何十人と集めてきて、血行促進を行った群と何もしなかった群に分けて経過を観察し、血行促進群で薄毛が優位に改善された」
こんな論文が発表されれば薄毛の改善には血行促進が必要って話が成り立つんですけどね・・・。 そんな根拠となるものが無いのが現状なんです。
大阪大学皮膚・毛髪再生医学寄付講座教授 板見智医師
これはNHKのラジオ番組で聴取者からの質問に答える形で発言された内容です。
Q毛穴に詰まった汚れを取るとハゲない?
A本来皮膚の汚れ程度で毛の成長は止まらないから、毛穴をきれいにしてもハゲるときはハゲる。
Q生活習慣を改善したらハゲない?
A統計上30年前の生活習慣や食事と今と比較してもハゲの数に変化は無いので、ハゲるときはハゲる。
Q海藻を食べると毛が生える?
A単なる色の連想ゲーム。海藻だけでは毛は生えない。
Q頭皮が硬かったり薄いとハゲるのでマッサージすると良い?
A50年前の迷信。男性型脱毛症では頭皮が柔らかく血流がよくてもハゲるときはハゲる。
Q炭酸で頭を洗うと毛が生える?
A生えない。気持ちがいいだけ。
Qノンシリコンシャンプーは頭皮に優しい?
A科学的に否定されているのでどちらでもよい。
Q頭が蒸れるとハゲる?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q体毛が薄いとハゲない?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q白髪の人はハゲない?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。 引用:http://www.hageruya.com/archives/nhk.html
血行の話以外にも生活習慣と薄毛に関係が無い話など興味深いですね。
いかにこの育毛業界で根拠の無い話がまかり通ってるかが分かるかと思います。
先の先生方の話の通り頭皮の血行は元々十分あるし、そもそも血行を良くしてしまうとDHTが行き渡りやすくなると考えると逆効果ですらあり得る、ということです。
頭皮の血行と薄毛の関係性を示した根拠は何もありません!
薄毛を改善させるためにも、正しい知識を身に着けてくださいね!
育毛剤に血行促進作用のある成分が入っている謎
さて、こうなってくると巷で数多く販売されている「育毛剤」の効能が怪しくなってきます。
多くの育毛剤の有効成分はかなり似ていて、「血行促進作用」と「抗炎症作用」がテッパン。
試しに、売れ筋の育毛剤の有効成分を比べてみましょう。
育毛剤 | 有効成分 |
---|---|
チャップアップ | ・センブリエキス(血行促進作用) ・グリチルリチン酸ジカリウム(抗アレルギー作用、抗炎症作用) ・ジフェンヒドラミンHCI(抗炎症作用) |
イクオス | ・センブリエキス(血行促進作用) ・グリチルリチン酸2K(抗アレルギー作用、抗炎症作用) ・ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗炎症作用) |
プランテルEX | ・センブリエキス(血行促進作用) ・グリチルリチン酸ジカリウム(抗アレルギー作用、抗炎症作用) ・ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗炎症作用) |
ポリピュアEX | ・センブリエキス(血行促進作用) ・グリチルリチン酸ジカリウム(抗アレルギー作用、抗炎症作用) ・パントテニルエチルエーテル(ビタミンB群の1種) ・ニンジン抽出液(血行促進作用、保湿作用) |
ブブカゼロ | ・センブリエキス(血行促進作用) ・グリチルリチン酸ジカリウム(抗アレルギー作用、抗炎症作用) ・酢酸DL-α-トコフェロール(血行促進作用、抗酸化作用) |
※ フィンジアは化粧品でそもそも有効成分が入っていないのでここからは省きました。 ※ ペルソナは販売ページに有効成分が明記されていないのでここからは省きました。
どの育毛剤もびっくりするくらい配合されている有効成分が似ていますね(苦笑)
こうして見ると有効成分のほとんどは「血行促進作用」と「抗炎症作用」ということになります。
先の話の通り、「血行促進」は「薄毛の改善」とは無関係。
でもそうなると一体育毛剤の血行促進成分は何のために?ということになってしまいます。
育毛剤を売る側からすればあまり都合の良い話ではないでしょうね。
関連記事:【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
一方で、発毛剤(リアップX5プラス、メディカルミノキ5、リグロEX5)にはミノキシジルが5%配合されているので、育毛剤に比べれば一定の効果は見込めます。
どうしても市販薬で何とか発毛させたいなら発毛剤を選びましょう!
関連記事:【比較にならない】リアップX5プラスとメディカルミノキ5とリグロEX5買うならこれ!
ミノタブの発毛効果は血行促進作用によるものではない
え?でも、ミノキシジルタブレットも血行がよくなるから発毛効果があるんじゃないの?
AGAや薄毛について調べている人だと、こんな風に思うかもしれませんね。
確かにミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)は元々降圧剤で、血管拡張作用があります。
ですが、、、実はミノタブによって発毛する機序はまだハッキリ分かっていないんです。
ウィキペディアを引用すると以下の通り。
毛成長のメカニズムについては、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化と説明されているが、詳細は未だ分かっていない。 引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%AB
仮に、血管が拡がり血行がよくなることで発毛が促されているなら、ミノタブに限らず他の血管拡張作用のある降圧剤ならどれでも発毛効果があることになりますよね?
でも、現状ミノタブ以外の降圧剤に発毛効果は認められていません。
ミノタブにしても、先のウィキペディアの通り毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化が有力視されていますが、まだ発毛に至る機序は確証が無いのが現状です。
これは私もAGAクリニックで医師に聞いたことがあるのですが、同様の回答でした。
ここからも「血行改善=薄毛改善」では無いことが分かると思います。
AGAの原因は血行不良ではなくあくまでもDHT
男性の薄毛の約9割を占めると言われるAGA(男性型脱毛症)。
参考:https://www.mouhatsu-saisei.com/male/aga/
そのAGA(男性型脱毛症)の原因はDHT(ジヒドロテストステロン)ということが分かっています。
関連記事:【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
残念ながらAGAを根本的に治療する方法は現状ありません。
しかもAGAは進行性。
私も経験がありますが、的外れな薄毛対策を行っている間にもハゲはどんどん進行していきます。
せっせと頭皮の血行改善に勤しむのではなく、フィナステリドやデュタステリドでDHTの発生を抑制し、ミノキシジルで発毛を促してください! 貴重な時間とお金を大切に!
関連記事:
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【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
【やっぱり本当だった】タバコは薄毛に関係する?根拠と対策は?
身体に悪いのは知ってるけど、タバコは止められないんだよなぁ
年々喫煙者の人口が減ってるとは言え、根強い人気(?)を誇るタバコ
薄毛関係なく、タバコの害については色んなところで言われているので、わざわざここで取り上げたりはしません。
ここでのお題はただ1つ「タバコは薄毛の原因となるのか?そうだとしたらその理由は?」
そんなタバコと薄毛の関係について取り上げていきますよ!(お題2つか?)
タバコは薄毛にとっても良くないとされる3つの根拠
基本的に生活習慣が薄毛を引き起こすという明確な根拠はほとんどありません。
- 血行が悪くなって頭皮に栄養が~とか
- ストレスで自律神経が~とか
- 毛穴に汚れにつまって髪の成長を阻害して~とか
根拠が無いのに当たり前のように言われていることも多いんです。
ほんとにこの育毛業界って根拠の無いことを堂々と言う人が多いので注意してくださいね!
この育毛業界は不安を煽ってナンボの世界
それで自分の買って欲しい商品が売れるならOK!みたいな風潮があるのです・・・。
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話がそれました(^^;) なので、私は根拠もなしに「ハゲる可能性が・・・」とか書くつもりはありません。
が、タバコに関しては薄毛と関係するって研究結果が出てきてしまってるんですよね・・・。
具体的には次の3つです。
- 台湾人男性740人を対象にした調査
- ハーバード大学による喫煙の影響調査
- AGAの韓国人男性3114人に対する生活習慣と薄毛の関連調査
順番にみていきます。
1.台湾人男性740人を対象にした調査
当AGAクリニックランキングでもトップ5にランクインしている「肌のクリニック」からの引用です。
台湾の男性740名を対象に行われた研究では、非喫煙者と比較して、1日20本以上のタバコを吸っている喫煙者は、中程度または重度の脱毛を起こす可能性が2倍であり、研究者らは脱毛と喫煙との関連性はあると結論づけています。(Su LH.ら「Association of Androgenetic Alopecia With Smoking and Its Prevalence Among Asian Men: A Community-Based Survey.」Arch Dermatol 2007; 143:1401-1406) 引用:https://agablog.tokyo/medical-diary/1072
銀座総合美容クリニック(通称銀クリ)にはもうちょっと詳細な結果が載っていました。
1.アジア系男性の脱毛症が発生するリスクは加齢に伴い増加するが、同年代の白人男性と比べると小さい。 2.Hamilton-Norwood分類において、中等度から重度のAGA患者には喫煙者が多い。(※オッズ比 1.77) 3.現在の喫煙本数が1 日20本以上の男性は、そうでない男性よりもAGAになる確率が高い。(オッズ比 2.34) 4.喫煙強度が高いほど(ニコチン含有量の高いタバコを吸う程)AGAが重症となる相関性が認められた。(オッズ比 1.78) 引用:https://gincli-aga.com/blog/2009/12/aga_5.html
この結果からすると1日20本っていうのが1つの目安になりそうですね。
2.ハーバード大学による喫煙の影響調査
2つ目は、喫煙によってAGAの原因になるDHT(ジヒドロテストステロン(悪性男性ホルモン))が増えるってお話。
喫煙をすることで、AGAの原因となる男性ホルモン「DHT」が10%以上増加するという研究結果がハーバード大学の公衆衛生学部の調査により発表されています。 引用:https://www.mouhatsu-saisei.com/male/aga-cause/
これは聖心毛髪再生外来ってクリニックのHPからの引用。
できれば、出典元を明記して欲しかったです・・・。
この話は他のクリニックでも書かれていたりするのですが、そのニュアンスは微妙に違ったりします。
タバコを吸うと、男性ホルモンが増えるといわれています。ハーバード大学の公衆衛生学部の調査によって、驚くべきことがわかりました。 それは、タバコを吸うことによって男性ホルモンが10〜30%増加するという結果です。 引用:https://gorilla.clinic/aga/hair/loss/smoking.html
こちらは、ゴリラクリニックっていうAGA治療もてがけるクリニックの掲載内容。
「男性ホルモン」って言うと基本的にテストステロンのことを指すと思うのですが、喫煙によって「テストステロン」が増えたのか「DHT(ジヒドロテストステロン)」が増えたのかによって話は大きく変わってきますよね?
ご存知の通り、男性ホルモン(テストステロン)と特定の酵素(5αリダクターゼ)が結びついて発生するのが悪性男性ホルモンと言われるDHT(ジヒドロテストステロン)。
関連記事:【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
5αリダクターゼの量は遺伝によって大きく影響を受けるとされるので、テストステロンが増えたからと言ってイコールDHTが増えるって話では無いハズ。
原著にはその辺がシッカリ書いてあるんでしょうけどね。
クリニックの先生方、お願いですから出典元を書いてください・・・。
3.AGAの韓国人男性3114人に対する生活習慣と薄毛の関連調査
3,000人以上を対象にした調査ということで、今までの調査よりも規模が大きいです。
ヘアメディカルの総院長、川島眞(まこと)医師が提唱する「川島式メソッド」にこの内容がでてきます。
男性では飲酒、喫煙単独では相関がないですが、飲酒と喫煙の両方の習慣がある人ではAGAの重症度と関連がありました 。出典:Yeo IK et al., Clin Exp Dermatol.,39(1):25-9(2014)より改変 引用:http://fml.jp/kawashimashiki_hatumoumethod/#method-7
この内容は「タバコ単独でも本数とニコチン濃度によって薄毛に影響を及ぼす」とした先程までの結果とちょっと毛色が違います。
というのも、「タバコ単独ではAGAとの関連性が無かったものの、タバコとお酒両方の習慣がある人ではAGAの重症度と関係がある」という結果だから。
ここまでの結果からも、
- AGAの関連性はハッキリ突き止められているわけではないこと
- それでも、タバコの本数やタバコと飲酒の習慣は薄毛と関係しそうなこと
がわかりますよね。
喫煙と薄毛が関係するのは何故?
いずれにしても、タバコが薄毛にとっても良くないって話はありそうです。
1つ気になるのは、どういう機序で喫煙がAGAに悪影響を及ぼしているのか?って話。
先程の台湾の男性740人を対象にした調査について、銀クリには次のような話が載っていました。(内容は銀クリ院長じゃなくて、調査を行った博士の見解です)
同博士は、「喫煙と脱毛症の関係には、複数の機序が関与していると思われる」と指摘しています。 考えられる機序として、喫煙により毛包が直接破壊され、血液と発毛を促進するホルモンを循環させている毛乳頭が損傷される可能性やアンドロゲン(男性ホルモン)の作用に拮抗するエストロゲン(女性ホルモン)の産生が抑制される可能性を挙げています。 引用:https://gincli-aga.com/blog/2009/12/aga_5.html
ここで挙げられているのは次の2つ
- 毛乳頭が破壊される可能性
- 女性ホルモンの産生が抑制される可能性
毛乳頭っていうのは、髪の毛の根本にある組織ですね。
毛乳頭細胞は多くの細胞増殖因子を産生し、毛母細胞、毛包上皮細胞の分裂・分化に強い影響を与える。 http://medical.radionikkei.jp/maruho_hifuka_pdf/maruho_hifuka-110825.pdf
毛母細胞の分裂は髪の毛の成長に重要とされます。
この毛乳頭が破壊されるということは、当然毛母細胞の分裂も影響を受けるわけで、これが本当ならタバコの害は薄毛にとって深刻でしょう。
もう1つの女性ホルモンが減少する話は・・・。 女性の場合はエストロゲンの分泌量が薄毛対策として非常に重要とされますが、元々圧倒的に男性ホルモンの方が多い男性の場合はどうなのか?
う~ん、どれくらいAGAに影響するんでしょうか?
目標は1日20本以下、ニコチン濃度も下げたいところ
タバコがAGAに悪影響を与える機序は今ひとつ良く分からないところもありますが、ちゃんとした調査結果があるのも事実。
薄毛への影響を考えるならタバコを控える方がやっぱり良いのでしょうね。 ・・・と言っても、
「そっか、じゃあ今日から禁煙するか!」
ってならないのが人間の性(笑)
実は私も以前は1日1箱くらい吸ってたので、お気持ちは分かります・・・
ただ、先の調査結果からも1日20本以下っていうのが1つのボーダーラインになりそうです。
あとはニコチンの量ですね。
ノーマルよりはライト、ライトよりはスーパーライト、できれば1mgの方がハゲ対策のためにも良いってことでしょう。
進行する薄毛は気になる でも、タバコは止められねぇ っていうアナタ!
まずは1日20本以下ってところから、始めてみては?
【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
- ハゲは遺伝するからどうしようもない
- ハゲの改善には生活習慣の改善が大切?
- 母方の祖父がハゲならハゲるって聞いた
薄毛と遺伝についてはまことしやかにいろんな噂が飛び交ってますよね?
噂が噂を呼んで結局何が正しいのかも良く分からなくなったり(汗)
ここでは、根拠を交えながら男性薄毛の原因とその詳細、生活習慣の関係、正しい薄毛対策について書いていきますよ。
女性の薄毛は原因が異なります。あくまで男性薄毛について、ということで読み進めてくださいね。
男性薄毛の原因のほとんどは遺伝の影響を受ける
えー、身も蓋もない話で申し訳ないですが、結論としては薄毛の原因はやっぱり遺伝の要素が大きいです><
そもそも男性の薄毛のほとんどはAGA(男性型脱毛)だと言われます。
以下AGAヘアクリニックからの引用文。
円形脱毛症など他にも抜け毛になる原因はありますが、男性の抜け毛の原因はAGAである場合がほとんどといわれています。日本人男性の約3人に1人がAGAなどの薄毛に悩んでいるといわれていますが、AGAは中高年だけではなく20代の若い人たちの間でも発症することがわかっています。 引用:https://agahairclinic.com/aga/about-aga011/
もちろん男性の薄毛=AGAではありませんが、
- 頭頂部が薄くなってきた・・・
- 額の生え際が後退してる・・・
- それなのに、サイドや後ろの髪の毛はフサフサ・・・
こんな症状が出ていたらほぼAGAだと思って良いかと思います。 (逆にこれらの症状が当てはまらない薄毛なら病院の皮膚科で相談した方が良いでしょう)
なので、まずは「AGAとは何ぞや?」というお話からしていきます。
そもそもAGA(男性型脱毛症)とは?
AGAは髪の毛の成長期が極端に短くなり、太く長く成長する前に毛髪が抜け落ちてしまう状態。
聞いてるだけでも恐ろしいですね・・・
正常なら2~6年あるはずの髪の毛の成長期が数ヶ月~1年ほどまで短縮し退行期を迎えてしまいます。
引用:https://www.gincli-aga.com/menu01/
何故そんなことが起こるのか?
原因となるのは男性ホルモン(テストステロン)から作られるDHT(ジヒドロテストステロン)という強力な男性ホルモン。
引用:https://agahairclinic.com/aga/
血中のテストステロンは5α-還元酵素(5αリダクターゼ)と結びついてDHTへと変身。
このDHTは、髪の毛の成長を阻害するように働きかける脱毛因子 TGF-β(トランスフォーミング増殖因子ベータ)を生み出して発毛阻害をすることが分かっています。
なので、AGAの場合この「DHTを抑制する」っていうのが対策の1つとして重要になってきます。
DHTの活動を左右する2つの因子
AGAの進行を抑制するためにはDHTの働きを抑えることが重要。
では、このDHTの働きは何に影響されるのか? 大まかには次の2つが関係するとされます。
- 5α-還元酵素(5αリダクターゼ)の分泌量・活性
- 男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)の量・感受性
1.5α-還元酵素(5αリダクターゼ)の分泌量・活性
大まかには次の図をイメージしてください。
引用:https://www.angfa-store.jp/brand/br_lp_gene_kit
テストステロンは5αリダクターゼが関わることで初めてDHTへと置き換わります。
逆に言うと、テストステロンが多くても5αリダクターゼが少なければDHTは産生されずAGAも進行しないって話です。
なので、筋トレしてテストステロンが増えたからってハゲは進行しないんですね。
2.男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)の量・感受性
先程の図を見てもらうとDHTはアンドロゲンレセプターと結合して初めて脱毛因子(TGF-β)を生み出すことがわかりますよね?
なので、DHTが多く存在したとしてもアンドロゲンレセプターの量や感受性が低ければ脱毛因子は作られにくくなるってことにになります。
DHTの活動を左右する因子は遺伝によって受け継がれる
前置きが長くなりましたが・・・ ここでようやく遺伝のお話です(汗)
先までで、「5αリダクターゼの分泌量・活性」・「アンドロゲンレセプターの量・感受性」が重要という話をしました。
そう、この2つとも遺伝の影響を受けることが分かっているんです。
以下、紀尾井町クリニックという自家植毛専門クリニックの引用です。
5αリダクターゼの活性の高さは、父親母親にかかわらず『優性遺伝』で受け継がれます。 引用:http://old.nhtjapan.com/maga/old_03.html
こちらはAGAヘアクリニックからの引用。
アンドロゲンレセプターの感受性の高さを決める遺伝子情報は、母親から受け取るX染色体に存在します。そのためAGAは母方の遺伝が強く出るともいわれています。 引用:https://agahairclinic.com/times/usuge/article_004801
つまり、
- 5αリダクターゼの活性の高さは父親・母親どちらからでも
- アンドロゲンレセプターの感受性の高さは母親から
受け継ぐ可能性があるってことです。
このアンドロゲンレセプターの感受性の高さはX染色体に存在するため、男性の場合母方からしか受け取りようがありません。
そして、母親のX染色体の1つはその父親(祖父)から受け継いでいるため、母方の祖父がハゲていたら自分もハゲるという話につながったものと思われます。
でも実際は、5αリダクターゼの活性の高さを父親から受け継いでいる可能性もあるので、一概には言えないということになります。
ただ、兄弟でもハゲる人とそうでない人が居ることからも分かる通り、母親のどちらのX染色体を受け継いでいるかにもよって薄毛になりやすいかどうかは変わります。
遺伝的に自分はハゲになる可能性が高いからと言って、必ずハゲるとは限りません。
ここまでのまとめ
・薄毛の遺伝子は父方、母方両方から受け継ぐ可能性がある
・薄毛の遺伝子を引き継いだからと言って必ず薄毛になるわけではない
X染色体は母親からしか受け継がないから父親は関係ない?
ここはちょっと話が難しくなるので興味のない人は飛ばしてくださいね!
もし、見出しのような疑問をもったなら、きっとアナタはAGAについて色々調べているのでしょうね。
確かに、薄毛の遺伝子はX染色体に存在し、Y染色体には無いとされています。
なので、男性であるアナタは母親からしか薄毛の遺伝子を受け継が無いことになります。
引用:http://www.fchuoh.com/usefull/iden.html
ただ、これは性染色体に限った話。
一方で、常染色体に目を向けるとこちらにも薄毛の遺伝子が存在します。
ここで学生のときに見たハズの図をもう一度見てみましょう。
引用:https://hatchobori.jp/blog/5269
この常染色体にも薄毛の遺伝子があることが分かっています。
以下、2017年度のAGAガイドラインからの引用。
男性型脱毛症の発症には遺伝と男性ホルモンが関与するが,遺伝的背景としては X 染色体上に存在する男性ホルモンレセプター遺伝子の多型や常染色体の 17q21 や20p11 に疾患関連遺伝子の存在が知られている. 引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
この「17q21」とか「20p11」というのは常染色体の番号です。
ウィキペディアでもご覧の通り。
また、常染色体の3q26や20p11上にも疾患関連遺伝子の存在が知られているため、父方の脱毛が息子の脱毛に関連することも知られている。 引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E6%80%A7%E5%9E%8B%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87#cite_note-naid130004708743-9
また、5αリダクターゼII型遺伝子は「2p23」に存在し、そこが欠乏するためにDHTの産生が阻害され男性化障害(外性器異常など)をきたすという病気も存在します。 参考:https://www.shouman.jp/disease/details/05_31_068/
薄毛界(?)では完全に悪者にされるDHTも「男性機能の成長」という観点では重要なんですね。
もちろん、薄毛に関係するすべての遺伝子が解明されたわけではありません。
ただ、この性染色体と常染色体の遺伝情報の組み合わせで薄毛になりやすいかどうかが決まる。
つまり、父親からも母親からも薄毛の遺伝子を受け継ぐ可能性があることになります。
結局、男性の薄毛は遺伝子によって全て決まってしまうのか?
ここまでの話でAGAには遺伝の要素が強く関わっていることがお分かりいただけたかと思います。 と、気になるのは、
結局、遺伝子で全て決まるの?
ということですよね?
実は、そういうわけでもなさそうです。
というのも、興味深い臨床実験結果があるから。
この実験は、一卵性双生児(遺伝子は全く同じ)11組(計22名)の毛髪を調べたものだそうで、実験の結果について次のように書かれています。(AGAヘアクリニックの引用です)
この実験による「全く同じ遺伝子を持つ一卵性双生児であっても毛量には差が出る」という結果から「男性型脱毛症の原因は遺伝子だけではなく、遺伝子にプラスして“何らかの要因”が関係している」ということが明確になりました。引用:https://agahairclinic.com/times/usuge/article_010303
この「何らかの要因」が何なのか?は解明されていません。
この辺が明らかになればハゲを未然に防ぐことも可能になるのかもしれませんね。
私の生きている間に解明されれば良いですが・・・
生活習慣を改善すればハゲないのか?
さて、男性薄毛の原因として遺伝以外に取り沙汰されるのは「生活習慣」。
先程の話の通り、AGAの発症には遺伝に加えて「何らかの要因」が関係するので一概に無関係とは言えません。
ただ、世間で良く聞く生活習慣絡みのAGA対策には疑問符が付きます。
- 頭皮をマッサージして血行を良くすることでハゲない?
- シャンプーで頭皮の状態を整えればハゲない?
- 育毛剤を使えば薄毛が改善する?
- ストレスを溜め込まないように気をつける?
- 暴飲暴食を止めれば(以下略)
そんなものでAGAの進行が止まるなら苦労はありません。 (それが本当なら逆にありがたいかな?)
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男性ホルモンから作られるDHTが毛母細胞に働きかけ髪の毛の成長を抑制してしまう この完璧とも思えるAGAのシステム(?)がある限り、 私たちはDHTを抑制していかないといけないのです。 (ハゲを受け入れれば話は別ですよ?)
このDHTを抑制するのがフィナステリドであり、デュタステリドです。
関連記事:【その話って事実?】フィナステリドとデュタステリドの本当の違いは?
本当に生活習慣の改善はAGA対策にならないのか?
毛髪研究の第一人者である板見智(いたみさとし)という大阪大学大学院教授の見解を引用します。
Q毛穴に詰まった汚れを取るとハゲない?
A本来皮膚の汚れ程度で毛の成長は止まらないから、毛穴をきれいにしてもハゲるときはハゲる。
Q生活習慣を改善したらハゲない?
A統計上30年前の生活習慣や食事と今と比較してもハゲの数に変化は無いので、ハゲるときはハゲる。
Q海藻を食べると毛が生える?
A単なる色の連想ゲーム。海藻だけでは毛は生えない。
Q頭皮が硬かったり薄いとハゲるのでマッサージすると良い?
A50年前の迷信。男性型脱毛症では頭皮が柔らかく血流がよくてもハゲるときはハゲる。
Q炭酸で頭を洗うと毛が生える?
A生えない。気持ちがいいだけ。
Qノンシリコンシャンプーは頭皮に優しい?
A科学的に否定されているのでどちらでもよい。
Q頭が蒸れるとハゲる?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q体毛が薄いとハゲない?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。
Q白髪の人はハゲない?
A関係ない。ハゲる人はハゲる。
引用:http://www.hageruya.com/archives/nhk.html
清々しいでしょ?(笑)
このハゲの割合に変化が無いという話は2017年度版のAGAガイドラインにも記載があります。
25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる 引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
そのくらい、25~30年の年月で生活習慣が変化しても薄毛の割合に変化がない、つまり関連性が見いだせないということです。
ただ、タバコについては脱毛を引き起こすといった研究結果もあったりします。
関連記事:【やっぱり本当だった】タバコは薄毛に関係する?根拠と対策は?
さいごに
男性薄毛の原因と正しい対策について、ガッ○ンしていただけましたでしょうか?(笑)
薄毛にまつわる業界はたくさんのお金が動くので、残念ながらお金儲けのためにやりたい放題な人たちが居ます。
- 根拠のない話で不安を煽ったり
- 商品を売るためにもっともらしく原因をつくってみたり
- 副作用の怖さを強調して自分の売りたいものに誘導したり
どのサイトでも同じことが書いてるから信用できる、とは限りません。
自分の毛髪を守るためにも、正しい知識を身に着けましょう!
あなたの薄毛が治らない5つの理由と注意すべき4つのポイント
- 育毛剤使ってるけど薄毛が進行してる・・・
- プロペシア飲んでるけど全然毛が生えてこない
- 運動も睡眠時間もしっかり意識してるのに何故??
対策しているのに一向に改善しない薄毛。 私も経験ありますけどツライですよね!?
やっぱり遺伝には逆らえないのか…。
こんな感じで悲観してしまうかもしれません。
でも諦めるのはまだ早い!です。
しっかりと正しい対策を適切な期間行えば、薄毛を改善させることに成功している人もたくさんいます。
ここでは、現在もAGA治療中のだいすけが、薄毛が改善しないときに考えられる理由5つと薄毛(AGA)治療を行う際に気をつけたいポイント4つをお伝えします!
あなたの薄毛が改善しない5つの理由
まずは薄毛が改善しないときに考えられる理由を5つ挙げていきます。
順番に見ていきましょう!
1.育毛剤やトニック、シャンプーで対策をしている
一番勘違いというか、誤解している人が多いのはこれかもしれません。
まず、前提として育毛剤では髪の毛は生えてきません!
え?じゃあ育毛剤ってなんなの?
って思うかもしれませんね。
詳細は別記事に書きましたが、育毛剤はあくまでも「今ある髪の毛の成長を促す」程度のもの。
大辞林 第三版の言葉を引用すると以下の通り。
脱毛予防や育毛の効果などがある薬。頭皮の血行を促したり栄養分を供給するもの。養毛剤。
一度あなたが使っている(もしくは使うことを検討している)育毛剤の販売ページを見てみてください。
きっとどこにも「髪の毛が生える」「発毛する」とは書いていないと思います。 (せいぜい「発毛を促す」が限界でしょう)
これは、薬機法(旧薬事法)に引っかかるためで、育毛剤には「発毛する」と言い切れるだけの根拠となる成分が入っていないのです。
対照的に発毛剤(リアップX5プラス、メディカルミノキ5、リグロEX5)の販売ページだと、「壮年性脱毛症における発毛」と一歩踏み込んだ表現に。
あなたが髪の毛を増やすことが目的なら、最低でも発毛剤を使用してください。
スカルプシャンプーも使ってるんだけど!?
育毛剤でも発毛効果がないのに、いくら頭皮に優しい成分が入っているからってシャンプーやトニックウォーターで髪の毛が生えるわけがありません。
本当にそれで薄毛が改善するならこんなにうれしい話はないですけどね…。
まだ全然薄毛にはなってなくて予防的な意味合いで使っている人は別にしても、「ちょっと薄くなってきたかな…」って人が薄毛の改善を目的として育毛剤やシャンプーで対策をしても効果は期待できません。
関連記事:【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
2.生活習慣の改善だけで対策をしている
- 睡眠不足
- ストレス
- 乱れた食生活
- 運動不足
- 喫煙
などなど、現代人なら1つや2つくらいは当てはまって当然だと思うのですが、薄毛の原因なんかを調べると必ずと言っていいほどこれらの話が出てきますよね?
また、適切なシャンプーを行っていないのが抜け毛の一因なんて乱暴な意見も…。
関連記事:育毛シャンプーに発毛効果なし!アミノ酸系もノンシリコンも薄毛には無効
もちろん、全てが薄毛と関係ないなんて言いませんが、
- ストレスで自律神経が乱れて血行が阻害されて~、とか
- 食生活の乱れで髪の毛に必要な栄養が不足して~、とか
- 睡眠不足で成長ホルモンの分泌が阻害されて~、とか
- 毛穴に皮脂が詰まって発毛を阻害して~、とか
見当違いなことを書いているところも多いのです。
関連記事:
【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
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【薄毛のウソ】ストレスでAGAを発症するわけではないこれだけの理由
なかには喫煙と薄毛の関係など根拠となる論文なども散見されるため、気をつけた方が良いところもあるようです。 (と言っても、喫煙と運動くらいでしょうか)
関連記事:【やっぱり本当だった】タバコは薄毛に関係する?根拠と対策は?
いずれにしても、生活習慣の改善「だけ」で薄毛が改善するなんてことは無いと考えてください。
もちろん、適切な睡眠時間や適度なストレス、栄養のとれた食生活が薄毛関係なく健康的な生活に必要なことは言うまでもありません。
3.効果が期待できるほど時間が経過していない
適切な薄毛治療を行っていたとしても、一般的に効果が現れるのには3~6ヶ月程度はかかると言われます。
リアップのホームページによると以下の通り。
「リアップ」シリーズでの臨床試験では、ミノキシジル1%では「6ヵ月以上」、 ミノキシジル5%では「4ヵ月以上」の使用で効果がみられました。 引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/minoxidil/07-term/
AGAヘアクリニックのホームページにはこのように書かれています。
当院の治療法は、髪の毛を正常に生やすことを目的としております。そのため数日程度ですぐに効果を実感できるというわけではありません。治療の効果には個人差があるため一概にはいえませんが、最低半年を目途に継続して経過を確認することをお勧めしております。 引用:https://agahairclinic.com/faq/#faq_1_6
半年治療を継続しても全く毛髪に変化がないとなると、今行っている治療法では髪の毛の復活は難しいのかもしれません…。
関連記事:AGAクリニックで効果がでるまでの期間と費用は?いつまで続けるの?
4,薄毛の原因がAGAではない
先に行っておきますと、男性薄毛の原因の約9割はAGA(男性型脱毛症)だとされます。
関連記事:【根拠も提示】何故ハゲるのか分からない?男性薄毛の原因の多くはこれ!
リグロEX5のホームページから引用するとこんな感じでハゲるのが特徴。
引用:https://www.rohto.co.jp/news/release/2018/1101_01/
上図のように、あなたの薄毛が頭頂部からとか、前頭部の生え際後退、もしくはその両方ならAGAの可能性がかなり高いんです。
でも、9割ってことは他の原因で薄毛になることも数は少ないですけど、あるってこと。
例えば、円形脱毛症の場合医療保険の適応なので、よく分からないなら一度近所の皮膚科へ相談に行きましょう。
5,今より強力な治療法に移行する必要がある
- プロペシアを半年服用しているけどまだハゲが目立つ…
- リアップX5プラスを10ヶ月も使ってるけどあまり効果がない…
それ、今の治療法の限界なのかもしれません。
例えば、AGA治療の代表的な薬であるプロペシア。 AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の活動を抑制する作用があり、抜け毛の減少、年単位でみると髪の毛を増やす効果もあるとされます。
が、プロペシアの効果を上回るペースでAGAが進行してしまっている場合、あたかも薄毛が進行しているように見えることも。
以下は新宿AGAクリニックからの引用です。
プロペシアを一般の皮膚科で処方してもらい、6か月飲んでいた方です。全くAGAが進行してしまっています。プロペシア単独では限界があります、こういった感じで全然進行してしまう方もおられます。 引用:http://aga-c.com/photo/pt6
引用元では写真付きで説明がありますが、プロペシアで思うような効果がなかった症例が出ています。
この辺の話はリアップX5プラスやメディカルミノキ5、リグロEX5でも同様で、半年~1年くらい続けて使用していても思うような効果が得られないことも。
以下はリアップX5プラスの発売元、大正製薬のホームページからの引用。
これは 1年以上リアップX5プラスを使用した被験者の印象を5段階(非常に良くなった~悪くなった)で表したグラフです。
これによると、例えば約1年(48週)使用しても47.9%の人はそれ程良くなったと感じていないことが分かりますよね?
47.9%ってなんと約半分の人があまり効果を感じなかったという結果に!
グラフを見ていても40週くらいから効果が頭打ちになっていることが見て取れます。
この辺がミノキシジル外用薬(通称:塗りミノ)の限界とも言えるのかもしれません。
関連記事:リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当に薄毛を改善させたいならこれ!
ここまで、しっかり薄毛対策をしているハズなのに、効果が現れない…。
そんな原因として考えられることを5つ挙げました。
じゃあ、薄毛(AGA)治療を行うにはどんなところに気をつけるべきなのか?を次では見ていきましょう!
AGA治療を行うなら気をつけたい4つのポイント
AGA治療で効果を得る(髪の毛を増やす)ために、以下の4点は意識してください。
これも順番に説明していきます!
1.AGA治療には時間がかかる
これは先にも書きましたが、AGA治療の効果が現れるには最低でも3~6ヶ月を見ておく必要があります。
一番発毛効果が期待できるミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)を服用したとしてもこれは同様で、逆に最初の1~2ヶ月は初期脱毛で一時的に抜け毛が目立つことも珍しくありません。
DHTによって乱れたヘアサイクルが元通りに戻るにはこのくらいの期間は必要ってことですね。
逆に言うと、半年以上継続して治療をしているのに効果が出ないなら違う対策を考えないといけません。
2.AGAは進行性であることを意識する
今いち効果がない この言葉には色んな意味があって、現状の毛量を維持出来ていても、思ってたより髪の毛が生えてこなくても、本人からすると「今いち効果がない」わけです。
でも、1つ考えておかないといけないのは、AGAは進行性ってこと。
現状維持できているってことは、治療によって薄毛の進行を抑えることに成功している、とも言えるんです。
私も過去にミノタブの服用頻度を下げた際に一気にハゲが進行(元の状態に戻った)したことがあります。
薬などを使ってると忘れがちですが、本来治療してなかったらここまでハゲてたのかと愕然とした思い出が…。
この辺はゴールをどこに設定するのか?って話にもなりますが、費用や薬の副作用も考慮して「この辺で維持できていればいいや」って考え方もあるでしょう。
3.最低でもAGAガイドラインで推奨される治療法を行う
先で育毛剤やシャンプー、トニックウォーターなどで対策しても髪の毛は生えてこない、と言いました。
AGAにはガイドラインがあって臨床実験の結果、効果が認められた治療法は学会が推奨しています。 (根拠(エビデンス)が多いものほど推奨度が上がる)
そのガイドライン、最新の2017年度版がこちら。
推奨度「A」が最も推奨される治療法ってことで以下の3つが挙がっています。
- フィナステリド(商品名:プロペシアなど)の内服
- デュタステリド(商品名:ザガーロなど)の内服
- ミノキシジルの外用(リアップX5プラスなど)
フィナステリドとデュタステリドは作用が似ていることから、どちらか1種類を使うのが一般的。
関連記事:【その話って事実?】フィナステリドとデュタステリドの本当の違いは?
フィナステリドやミノキシジル外用薬いずれかだけでは効果があまり期待できないので、両方を併用するケースも多いのです。
繰り返しになりますが、AGAは育毛剤などでは改善しません!しっかり薬を使ってくださいね!
4.症状が進行している場合はミノタブの服用も検討する
最強とも言われる発毛効果と副作用の懸念から賛否両論のあるミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット → 通称:ミノタブ)。
先程のガイドラインでも最低評価のD評価となっています。
これは、フィナステリドなどと違って臨床試験が行われていないためで、発毛の根拠となるデータが存在しないことを意味します。
そんな薬のため、一般的に皮膚科などではこのミノタブは取り扱っていません。
が、数多くのAGAクリニックがこのミノタブを取り扱っています。
元々ミノタブは降圧剤なので、血圧に問題がない人が本来服用するべき薬ではありません。
それなのに、多くのAGAクリニックがミノタブを取り扱うのはその発毛効果がフィナステリドやミノキシジル外用薬などを凌駕するからに他なりません。
AGAヘアクリニックではこんな説明が。
ミノキシジルの内服薬はより高い発毛効果が期待できる反面、副作用のリスクも考えられます。そのためどの病院でも決して簡単に処方できる薬ではありません。 当院には薄毛治療専門クリニックとして培ってきた豊富な経験や実績があり、AGA治療に関する優秀な医師が在籍しております。患者様に安心して治療を続けていただくためのノウハウにも自信があるため、医師の責任のもとミノキシジル配合内服薬を処方しております。 引用:https://agahairclinic.com/drug-minoxidil/
肌のクリニック院長ブログではこんな風に説明されています。
効果の強さは内服>>>外用となります。頭皮、特に前頭部は、皮膚のバリアがあるため、外用剤を5%~15%の高濃度で塗っても、毛包まで届く量はごくわずかです。内服の場合は、全身の血流に乗って頭皮の隅々まで届くわけですから、強力な発毛作用を発揮します。 引用:https://agablog.tokyo/minoxidil/516
プロペシアやミノキシジル外用薬を使っても効果がない…
そんなあなたがどうしても毛量の復活を望むなら、ミノキシジル内服薬の使用を検討してください。
ただし、ミノタブはクリニックや個人輸入でしか手に入りません。
関連記事:
【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
【誇張表現なし】ミノタブの効果・副作用・口コミを煽り抜きで伝えます
【体験談付き】ミノキシジル外用(塗りミノ)と内服(ミノタブ)使うべきはどっち?
おすすめはやはりAGAクリニック!
ここまで、薄毛が改善しない理由や、治療するうえで気をつけるポイントを挙げてきました。
1つ言えるのは自己判断でAGA治療を行うのは結構難しいってこと。
- まだ効果が出ないだけ?それともこの薄毛にはもっと強力な治療が必要?
- もしかしてこれって薬の副作用?
- 効果が今いちだけも薬の濃度をもっと上げた方がいいのかな?
ある程度経験を得て、これらの疑問に対し自分なりに解釈・判断できる人は個人輸入でも良いと思います。(治療費も断然安くなりますからね)
でもそうでないなら、始めのうちはAGAクリニックを利用することをおすすめします!
月々の治療費は15,000円くらいと決して安くはありません。
ですが、クリニックの強みは「自分の状態についていつても医師に相談できる権利付き」です。
ある程度薄毛治療の経験を積み、自分にあった薬の種類や濃度など分かってくれば、そこから個人輸入に切り替えるのもアリだと私は思います。
月々7,000~8,000円もの金額を使って育毛剤やシャンプーを使うくらいなら、断然AGAクリニック!ですよ。
近所の皮膚科でAGA治療は可能?費用はどのくらいかかるの?
近所にAGAクリニックなんて無いんだけど、皮膚科じゃダメかな? 費用もなんとなくクリニックより安そうだし・・・
この記事を見ているあなたはきっと薄毛治療のために皮膚科へ通うことを考えているんじゃないでしょうか?
某アンケートにもありましたが、一般的に「クリニック」ってお高いイメージ^^;
一方で、皮膚科だったら極端な請求はされないだろう、とも考えますよね。
ここでは、薄毛治療のために皮膚科に通うのはアリか?通うなら費用はどの程度を見込むのか?について、AGA治療を継続中の管理人が書いていきますよ!
皮膚科でのAGA(男性型脱毛症)治療をおすすめしない3つの理由
結論から言うと、近所の皮膚科でAGA(薄毛)治療を行うのはおすすめできません。
理由はいろいろありますが、大きなのは以下の3点ですね。
- 皮膚科ではAGA(男性型脱毛症)の治療実績が少ない可能性が高い
- 処方される薬が限られる
- プライバシーへの配慮に乏しい場合が多い
順番に説明していきます。
1.皮膚科ではAGA(男性型脱毛症)の治療実績が少ない可能性が高い
まあ、これは当然といえば当然かもしれません。
皮膚科は文字通り、皮膚に関係するあらゆる疾患を取り扱っています。
よく扱う疾患はそれだけ治療実績があるわけなので、治療を受ける側としては安心感がありますよね?
一例ですが、1日100人を超える患者さんが通院するという皮膚科のホームページを見てみると、よく扱う疾患として以下のようなものが挙がっています。
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎(かぶれ)、手湿疹、尋常性乾癬、脂漏性皮膚炎、乳児皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、高齢者のかゆみ、白癬(水虫、たむし等)、ニキビ、いぼ(尋常性、水いぼ、老人性)ヘルペス、薬疹(薬アレルギー)、等 引用:https://oooka12ka.com/disease/
納得のラインナップじゃないでしょうか?
やっぱりこのなかにAGA(男性型脱毛症)は入っていません。
もちろん、なかには皮膚科を標榜しているけど、AGAに対して治療実績を持っているところもあるでしょう。
そんなのどうやって見極めるの?
って思ったあなた!1つの目安としてその皮膚科のホームページを見てみてください。
薄毛治療に力を入れているところは、大体ホームページでその内容を書いています。
丁寧なところは大体の金額の目安を書いているところも!
そういった治療実績のあるところなら、通院するのも1つの選択肢かもしれません。
逆に薄毛治療に関する内容が全く書いていない皮膚科なら・・・
やはりそこに力は入れていない可能性が。
極端な話、AGA治療に必要な薬って個人輸入(オオサカ堂など)でも購入できます。
AGAクリニックもそうですけど、わざわざ個人輸入じゃなく医師の指示のもと薬を処方してもらうのはやっぱり安心感も買っているのだと思うんですよね。
それなのに、肝心の医師にAGAの治療実績が無いのなら、プロペシアなどを処方してもらうだけになるでしょうから通院する価値がなくなってしまいます。
2.処方される薬が限られる
これもかなり重要なところ。 一般的にAGA治療に使用される薬は以下の4種類。
- フィナステリド(商品名:プロペシア)
- デュタステリド(商品名:ザガーロ)
- ミノキシジル外用薬(商品名:リアップX5プラスなど)
- ミノキシジル内服薬
上3つはAGAガイドラインでも推奨されている薬で国内でも承認されているので、皮膚科で処方してくれます。
関連記事 【その話って事実?】フィナステリドとデュタステリドの本当の違いは?
でも、一番下のミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット→通称ミノタブ)は、国内未承認の薬のためほとんどの皮膚科では取り扱っていません。
国内未承認の薬なんて危ないんじゃないの?
もちろん、国内未承認なのには理由があって、ミノタブは臨床試験が行われていません。
元々高血圧治療薬だったため、循環器系を中心に副作用のリスクがあることも確か。
この辺の話は長くなるので、別記事にまとめました!
関連記事:【体験談付き】ミノキシジル外用(塗りミノ)と内服(ミノタブ)使うべきはどっち?
関連記事:【誇張表現なし】ミノタブの効果・副作用・口コミを煽り抜きで伝えます
では、なんでそんな薬が薄毛治療に使われるのか?
答えは簡単で、圧倒的な発毛効果があるからに他なりません。
私が書いてても信憑性が低いと思われるかもしれませんので、クリニックを経営する現役医師のコメントを引用します。
効果の強さは内服>>>外用となります。頭皮、特に前頭部は、皮膚のバリアがあるため、外用剤を5%~15%の高濃度で塗っても、毛包まで届く量はごくわずかです。内服の場合は、全身の血流に乗って頭皮の隅々まで届くわけですから、強力な発毛作用を発揮します。 引用:https://agablog.tokyo/minoxidil/516
この強力な発毛効果があるが故に、多くのAGAクリニックでは医師の管理のもとミノタブを処方しています。
個人的な体験談で恐縮ですが、私もミノタブを服用することでかなり毛量が回復しました。
関連記事:【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
あなたがミノタブについて調べていて、「ミノタブは使いたくない!」って考えてるなら皮膚科も選択肢の1つでしょう。
ただ、そうでないなら皮膚科は処方できる薬が限られるのでおすすめできません。
3.プライバシーへの配慮に乏しい場合が多い
この辺の話も重要ですよね。
なんせ治療対象が『薄毛』なわけですから。
例えば、AGAクリニックだと待合室が完全個室ってところも結構あります。
でもそんなの一般的な皮膚科から考えられないですよね?
まあ、皮膚科なので何の治療でそこに通っているかは周りの人には分からないかもしれません。
それでも近所の皮膚科だと誰かに目撃される可能性もありますし、待合室で知り合いにバッタリ・・・なんてケースもないとは言えません。
そんな事態は絶対に避けたい!
そう考えるあなたにはやはり(特に近所の)皮膚科はおすすめできません。
以上の話から、皮膚科でAGA治療を行っても良いのでは?と思えるのは以下の条件に当てはまる人のみってことになりますね。
- 検討している皮膚科ではAGA治療も取り扱っている
- ミノキシジルタブレットは使いたくない
- プライバシーなんざ関係ねぇ、知られたって問題なし
かなり希少なケースになることがおわかりいただけるかと思います。
ここまでで、皮膚科に通うのはおすすめ出来ない理由を挙げてきました。
それでも皮膚科に通うなら、実際どのくらいの費用がかかるのか? 次ではその辺について書いていきますよ!
皮膚科でAGA治療をしたら、費用はどのくらいかかるのか?
誤解しているかもしれませんが、一般の皮膚科もAGAクリニックと比べて治療費用がそれ程安いわけではありません。
何らかの病気に伴う薄毛であれば保険が適用される可能性もありますが、そうでない場合は皮膚科であっても自費診療だからです。
つまり、医療保険が使えないので3割負担じゃなくて、10割負担なんです・・・。
皮膚科でかかる治療費の項目は一般的に以下の通り。
- 診察料(特に初診料)
- 血液検査費用
- 薬代
初診料+血液検査費用は5,000円から7,000円くらいが相場でしょうか。 (血液検査は行わないところもあります)
そして、プロペシアに代表されるAGA治療薬のこれらの費用にプラスされると考えてください。
薬代にどれくらいかかるかは一概には言えません。
が、自費診療でAGA治療薬を処方してもらう場合、薬が1種類であっても月々10,000円くらいは見込んでおく必要があります。
もちろん、もっと安く処方してくれる病院もあるでしょうが、それでも7,000円未満はなかなか厳しいと考えてください。
近くの皮膚科より遠隔診療に対応しているAGAクリニック
こうして見ていくと、薄毛治療のために皮膚科に通うメリットってほとんど無いことが分かるかと思います。
- AGAクリニックに比べてそんなに安いわけではない
- 治療実績の少ない医師なら薬を処方するだけ
- 取り扱うAGA治療薬も限られている
- 知り合いに薄毛治療をしていることを知られる可能性もある
なので、皮膚科に通うくらいなら私はやっぱりAGAクリニックをおすすめします。
- プロペシアだけなら5,000円以下のところも
- フィナステリド+ミノタブ+再診料で15,000円を切るところもある
- AGAクリニックなので、薄毛治療の実績は多い
- ミノタブを取り扱うクリニックも多い
- プライバシーへの配慮は徹底しているところが多い
でも、AGAクリニックっていうのも抵抗があるかもしれませんね。 (そういう私も始めはそうだったので・・・)
理由もいろいろでしょうけど、大きなのはこんなところでしょうか。
- 治療費がかなり高額になりそう
- 薬の副作用が心配
- クリニックまで通うのが大変、面倒くさい
確かに、クリニックによっては1年間で100万円以上の治療費になってしまうプランを用意しているところもあります。
なかには、カウンセリングの時点でやや強引に契約をすすめるって話もききます。
でも当然そんなクリニックばかりじゃありません。
副作用に関しては、そんな心配があるからこそ治療実績のある医師のもとで治療を行うべきでしょう。
また、最近はスマホを使った遠隔診療に力を入れているクリニックも多いのです。
初診は原則対面診察のところがほとんどですが、2回め以降は問題なければテレビ電話での診察が済めばあとは自宅まで薬を郵送してくれます。
私も一時期遠隔診療を利用していましたが、時間も交通費も節約できるしやっぱり便利ですよ。
関連記事:【体験談あり】AGAヘアクリニックのテレビ電話診察、欠点や配送方法は?
【誇張表現なし】ミノタブの効果・副作用・口コミを煽り抜きで伝えます
ミノタブは副作用が怖いから絶対に使ってはダメ!
ミノタブは最強の発毛剤!
AGA治療のことを調べるとミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)の話が出てくると思います。
でも、ミノタブって本当に賛否両論。
どちらの言い分もあるのでしょうけど、かなり内容が偏っているサイトも多く、
「魔の薬」「禁断の薬」
みたいな扱いのところもあれば、先程のように
「最強の発毛剤」
といった扱いのところも。
かなり過激な内容を書いているサイトもあるので、
- ミノタブってそんなに怖い薬なの?
- 未承認の薬ならなんで使っている人がいるの?
- 実際のところはどうなのか?
- みんなはどうしているのか?
なんて疑問に思うかもしれませんね。
そんなわけで、ここでは実際にミノタブを1年以上服用し、副作用も経験した私が、宣伝でも批判でもなくなるべく中立な立場で誇張なしにミノタブの効果や副作用について書いていきますよ!
私個人のミノタブ体験談はこちらをどうぞ。【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
発毛効果は抜群だが推奨される薬ではない
最初に断っておきますが、別に私はミノタブを推奨したいわけではありません。
ですが、ミノタブが薄毛治療の切り札的な存在なのは周知の事実。
ミノキシジルには外用薬(リアップX5プラスやメディカルミノキ5、リグロEX5など)もありますが、正直その効果は心もとないと言わざるを得ません。
関連記事:リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当に薄毛を改善させたいならこれ!
フィナステリド(商品名:プロペシアなど)やデュタステリド(商品名:ザガーロなど)にも発毛効果があるとされますが、これらだけで発毛を目指すとなると数年単位で取り組む覚悟が必要。 (それでも満足のいく発毛が得られるかは分からない)
それに対し、ミノタブはミノキシジル外用薬(通称:塗りミノ)よりも高い発毛効果があることが知られています。 (当然、ミノタブを使ったからといって必ず満足のいく発毛が得られるとも限りませんが)
この辺は根拠もなく医師でもない私が書いてても説得力がないので、医師のブログ等を引用しましょう。
まずはユナイテッドクリニックという、薄毛・ED治療専門クリニックから。
ミノキシジルタブレット錠に関しては日本での承認はされていないのでガイドラインでは検討されていませんが、ミノキシジル外用剤とミノタブでしたら、ミノタブの方が発毛・育毛改善効果共に高いことが知られています。 引用:https://www.united-omiya.com/column/8667/
そして、髪のクリニックseedの内容。
そして日本皮膚科学会から発毛効果A判定を受けている成分「ミノキシジル」を内服または外用にて使用。血流を良くして毛母細胞を活性化。 また毛包の造成も促進し、これにより強力に発毛を促進します。特に「ミノキシジル内服薬*」は強力な発毛効果が認められます。 引用:https://seed-clinic.com/man/
もう1つ、肌のクリニックの院長ブログから。
効果の強さは内服>>>外用となります。頭皮、特に前頭部は、皮膚のバリアがあるため、外用剤を5%~15%の高濃度で塗っても、毛包まで届く量はごくわずかです。内服の場合は、全身の血流に乗って頭皮の隅々まで届くわけですから、強力な発毛作用を発揮します。 引用:https://agablog.tokyo/minoxidil/516
ミノタブは国内未承認の薬のため、効果や副作用を示す客観的なデータがありません
が、数多くのAGAクリニックでミノタブを取り扱っているところからも、発毛効果そのものは数多くの医師が認めるところでしょう。
発毛効果もなくて、副作用のリスクのある未承認薬だったら、クリニックも取り扱うメリットないですからね。
一方で、ミノタブは以下のような側面も持ちます。
- 国内未承認の薬
- 世界各国を見ても発毛剤として承認している国はない
- AGAガイドライン「D(行うべきでない)」判定の薬
もともと高血圧治療薬(降圧剤)であるミノキシジルは、その副作用である多毛症が着目されて外用薬として発毛剤に転用された経緯があるってのはいろんなところで書かれている通り。
しかし、上に書いた通り内服薬(タブレット)は発毛剤として認められておらず臨床試験も行われていないので、AGAガイドラインでも「効果があるという根拠がない」ということで最低評価の「D」評価となっています。
臨床試験も行われていないので、「どんな副作用がどの程度の割合で発生している」という客観的なデータが無いのが実情ですが、AGAガイドラインに挙がっている副作用は以下の通り。
- 胸痛
- 心拍数増加
- 動悸
- 息切れ
- 呼吸困難
- うっ血性心不全
- むくみや体重増加
元が降圧剤だけに循環器系に関係する副作用がずらっと並びます。
副作用の割合は分かりませんが、製薬会社が莫大な費用と長い年月のかかる臨床試験を行わないのは利益にそぐわないのかもしれませんね。
このように、発毛効果は一番期待できるけど、推奨される薬ではない。
それがミノキシジルタブレット、ということです。
実際にミノタブを使った人の口コミ・感想は?
建前は分かった でも知りたいのは建前じゃなくて本音なんだよ!
って思うかもしれませんね。 (っていうか、私はそう思ってました)
じゃあ、実際にミノタブを使った人の口コミはどうなのか?
ここではオオサカ堂という個人輸入代行業者にある口コミを引用します。
満足度の高い口コミ
はじめてミノキシジルタブレットを服用しました。副作用が怖いので2.5mgから開始。プロペシアと一緒に飲むと、効果抜群です。今まで何を試しても効果がありませんでしたが、確かな手ごたえありです。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS06441
もう2年継続しています 完全に髪のボリュームは増えました 2錠5mmを続けてます 副作用などもありませんし、 手放せない長い友です! 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS06441
大変効果が高く、僅か4か月の使用ですが、ほぼ10年前の状態に戻りました。頭頂部にあった直径12cmほどの無毛地帯及び額のM型無毛地帯が埋まりました。 とりわけ頭頂部の髪は感謝・感激でリアップを使用してきた10年間は何だったのか?と思うほどです。 本品Noxidil<10mg>を2つに割り、朝晩に5mgづつ飲用を行いました。 僅か4ヶ月です。1万円でお釣りが来ました。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS00155
数から言うと圧倒的に効果を感じるという口コミが多いですね。
他の治療法では効果がなかったけど、ミノタブで発毛したという内容もチラホラ。
数年単位で服用しているリピーターもたくさん居ます。(もちろん非推奨とされる使い方です)
副作用関連の口コミ
1ヶ月もせず(2週間弱)で効果を感じられました。頭頂部にもおでこの生え際にも、チクチクとした産毛が生え始め、発毛効果最強の評判に恥じぬものだと思います。 ただ、動悸や吐き気が強く出てしまい、塗り薬に変更することにしました。 効き目が抜群なだけに残念です。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS06441/page:1
これは、私の体には合わない様です。顔の浮腫み、口の中も浮腫みました。量を減らしてみましたが、浮腫みから痛みも出てきた為、飲むことは止めました。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS00155/page:2
1年ほど利用して効果を実感してましたが、やはり副作用で胸の痛みを感じるようになったので服用を止めています。様子を見たいと思います。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS06441/page:2
やっぱり合わない人も一定数居ます。
多いのは浮腫みや血圧低下、動悸などでしょうか。
私も動悸は出ましたが、もし胸痛が出てたら服用を止めてたでしょうね・・・。
AGAクリニックに対する不満など
病院だとかなり高いので かなり助かってます なくなるまえに早め早めに 注文しようと思ってます 他のレビューを参考にしてます 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS00155
最寄クリニック、○○○21、銀○○などのクリニックから離脱者です。結果銀しか成果無し。また住まいからそれぞれ遠く大金な治療費+交通費+時間を奪われる環境がなかなかのストレスだっため離脱を決意。この10年間未だ最善策を模索中。 以前からザガーロからアボルブと気になってました。リピーターが多いようなのでこのミノタブと併用で新たに再出発です。使用前ですが期待しかありません。たのしみです。・・・さて自分の体にはよい反応があればいいですが・・・ 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS00155/page:11
良い商品です。 以前AGA専門クリニックに通い1年経過し、大幅に改善しましたが費用がかかり過ぎてもちませんでした。断念し、更に1年経過後、元通り寂しい感じに。。。 そこでこの商品に出会い、服用2ヵ月で徐々に効果が出始めて居ます。継続したいです。初めて服用なら5mgの方がオススメかな。 引用:https://osakadou.cool/product_reviews/rgr/OS06441/page:3
AGAクリニックを推奨している立場からしたらこういう口コミ載せなくて良いんでしょうね(苦笑)
でも本当のことを知ってもらいたいのであえて載せました。
やっぱり濃度(自分の適量)や副作用のことも分からないので、はじめは何かと不安でクリニックを利用。
でも金銭面などを考えて途中から個人輸入代行に切り替える人もやはり居ますね。
どのくらいの割合で満足度の高い口コミがあるのか?
- 発毛効果を実感している人が居るのは分かった。
- でも、副作用に困った人も居る。
- じゃあ、どのくらいの割合なのか?
って気になりますよね?
先に書いたようにリアップのように臨床試験が行わない薬なので、副作用や満足度などハッキリとした確率は分かりません。
参考程度に今回引用した海外製ミノタブの星評価を載せておきます。
ミノキシジルタブレット(Noxidil)シートタイプ5mg
口コミ数:500、評価(5点満点):4.5点
ミノキシジルタブレット(Noxidil)シートタイプ10mg
口コミ数:500、評価(5点満点):4.5点
ミノキシジルタブレット2.5mg[Lloyd社製]
口コミ数:356、評価(5点満点):4.5点
ミノキシジルタブレット5mg[Lloyd社製]
口コミ数:293、評価(5点満点):4.5点
ミノキシジルタブレット10mg[Lloyd社製]
口コミ数:281、評価(5点満点):4.5点 ※ 口コミ数、評価点数はいずれも記事作成時点の数字です。
総じてみんなの評価は高い!
当然なかには全然合わなくて評価点を低く付けている人もいますが、数から言うと少ないことが分かるかと思います。
ミノタブはどこで購入するのか?
ミノタブは未承認の薬ということで病院などで処方してもらうことはできません。 選択肢としては2つ
- AGAクリニックで医師から処方してもらう
- 個人輸入代行業者から購入する
それぞれのメリット、デメリットを見ておきましょう。
1.AGAクリニックで医師から処方してもらう
- なんと言っても医師に状態を相談しながら服用できる安心感
- 濃度の変更、飲むタイミングなども相談できる
- 偽物を掴まされる心配は少ない
- 確定申告で医療費控除の対象になる可能性がある
- 個人輸入代行に比べると圧倒的に費用が高い
- 対面診察の場合クリニックまで通う手間がある
AGAクリニックの最大のメリットはなんと言ってもその安心感でしょう。
自己判断は必要なく、状態を伝えてあとは医師の判断を仰ぐことが出来ますからね。
しかし最大の弱点は費用の高さ。
一番安いと思われる肌のクリニックで2.5mg30錠3,900円。
他は安くても1ヶ月分で1万円弱というところが多いんです それに対して先に挙げたLloyd(ロイド)社製のミノキシジルタブレットの場合2.5mg、100錠で3,400円(記事作成時点)、30錠で計算すると1,020円になります!
当然安ければ良いって話ではないですが、仮に似た効果が期待できるのならやっぱりそちらを選びたくなりますよね。
私も始めのうちはAGAクリニックをおすすめしていますが、いつまでもクリニックに通い続けるのは金銭的に難しい人が多いのではないか?とも思います。
確定申告については最寄りの税務署に問い合わせる必要があります。 ちなみに、私はすんなりと医療費控除の対象にしてもらえました。
個人輸入代行業者から購入する
- なんと言ってもお値段が安い
- ネットで購入できるので通院等の手間が無い
- 量・濃度・飲むタイミング(頻度)など全て自分で決めることになる
- 副作用らしき症状がでたときに相談できる相手がいない
- 医師の処方ではないので確定申告で医療費控除の対象には確実にならない
- 流通している輸入代行の薬の約4割は偽物・・・というウワサ
「個人輸入代行業者からの購入」って書くと仰々しい感じがしますが、実際はアマゾンで購入するのとほとんど変わりありません。
AGAクリニックと比べたときの費用の安さは先に書いた通り、圧倒的な違いがあります。
ただ、医師がまったく介入していないので、飲み方や副作用への対処(殆どの場合服用中止になるでしょうけど)については全て自己判断になります。
偽物の話はいたるところで見かけますが、オオサカ堂やアイドラッグストアーといった大手で購入すれば問題はないでしょう。
値段は魅力ですが副作用の心配があると思うので、やはり最初のうちはAGAクリニックで医師の監視のもとに服用することを私はおすすめしています!(こんなこと書いたら中立じゃないかな?)
さいごに
参考になったでしょうか?
薄毛の悩みが深刻な人にとってミノタブは本当に救世主のような存在になる可能性もあると思います。
反面、元々高血圧の薬(しかも今ではそれに対しても他の降圧剤にとって変わられている)であり、それを高血圧でもない薄毛の人が毎日毎日服用することに対する懸念があることも確か。
副作用なんて書いてますけど、血圧低下なんて本来の効果が出てるだけですからね
ミノタブを使わないで薄毛治療をしている人もいっぱいいます。 (基本的にはフィナステリドかデュタステリドとミノキシジル外用薬の組み合わせになると思いますが)
あとはアナタが
- どのくらい薄毛が進行しているか
- どのくらい早く薄毛を克服したいのか
- 副作用のリスクを受け入ることができるか
などによって変わってくると思います。
ミノタブに興味はあるけど不安も強いって人は一度信用できるAGAクリニックに相談してみては如何でしょうか。
【比較にならない】リアップX5プラスとメディカルミノキ5とリグロEX5買うならこれ!
最近抜け毛がヤバくなってきた・・・ 俺もいよいよ発毛剤かなぁ
徐々に寂しくなってくる毛髪
気になる周りからの視線
シャンプーやサプリメントにも限界を感じる
そんなアナタが対策として考えるのは、育毛剤や発毛剤じゃないでしょうか?
育毛剤と発毛剤ってどう違うの?
って思うかもしれませんが、基本的に育毛剤は「今ある髪の毛を育てる」ことが主な役割で、「髪の毛を生やす」効能は発毛剤にしか期待できません。
現在ネットや薬局などで購入できる発毛剤は次の3種類。
- リアップX5プラス(大正製薬)
- メディカルミノキ5(アンファー)
- リグロEX5(ロート製薬)
ここでは、この3種類の発毛剤はどう違うのか?価格や成分・特徴などを総合的に考えておすすめはどれなのか?を書いていきますよ!
「リアップX5プラス」vs「メディカルミノキ5」vs「リグロEX5」おすすめはどれ?
ぶっちゃけて言うとこの3つの発毛剤に大きな差はありません。
ですが、「どれか1つを選ぶ」となると一番のおすすめはやはりリアップX5プラスですね。
それは、リアップが実績・成分・価格どれをとっても他の2つより優れているから。
というか、他の2つがあまりにも不甲斐ないというべきか・・・
まずは、3つの発毛剤の成分の比較や特徴をあげていきますよ。
リアップX5プラス、メディカルミノキ5、リグロEX5を比較すると?
3つの発毛剤の成分を表にしてみました。
リアップX5プラス | ・ミノキシジル(5%配合) ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール ・セタノール ・1,3-ブチレングリコール ・ジブチルヒドロキシトルエン ・リン酸 ・エタノール |
---|---|
メディカルミノキ5 | ・ミノキシジル(5%配合) ・グリセリン ・1,3-ブチレングリコール ・エタノール ・リン酸 |
リグロEX5 | ・ミノキシジル(5%配合) ・エタノール ・プロピレングリコール ・1,3-ブチレングリコール ・酒石酸 |
太字で表示しているのが発毛・育毛サポート成分、その他は添加物です。
ご覧の通り、一番大切なミノキシジルはどれも5%と変わりありません。 (国内最高濃度配合!と宣伝しているところがありますが、別に配合量はどれも同じなんです)
この5%という配合量は、臨床試験でもAGAに有効とされる配合量(女性は1%)で妥当なもの。
では、ミノキシジルが配合されている以外の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
リアップX5プラスの成分、特徴は?
ここでは次の2つを挙げました。
- 3つの育毛サポート成分を配合
- 6,000万本以上の販売実績を持つ、元祖発毛剤
1.3つの育毛サポート成分を配合
他の2つの発毛剤と比べると、ミノキシジル以外に次の3つの成分が入っているのが特徴ですね。
- ピリドキシン塩酸塩
- トコフェロール酢酸エステル
- l-メントール
ピリドキシン塩酸塩はビタミンB6の一種で、「皮脂の分泌の抑制」「肌荒れやかゆみの防止」が主な効能。
トコフェロール酢酸エステルは「肌荒れやかゆみの防止」「頭皮の悪臭防止」が役割。
l-メントールは炎症を抑えていわゆる清涼感を与えてくれる成分ですね。
えー、見ての通りこれらの成分はあくまでも「頭皮環境を整える」くらいのサポート成分。 ないよりはマシくらいの気持ちで考えた方が良いでしょう。
とはいえ、他の2つの発毛剤にはこういったサポート成分も入っていないことを考えると、成分的には一番充実しているとも言えます。
2.6,000万本以上の販売実績を持つ、元祖発毛剤
2015年10月に発売されたリアップX5プラス、元祖リアップの発売は1999年6月まで遡ります。
リアップシリーズの累計販売本数は6,000万本以上(2017年時点)!
2018年に相次いで発売された他の2つに比べるとやはり実績が全然違います。
まあこのときは他に選択肢が無かったわけですけど、それでもそれだけ利用されてきた発毛剤なのである種の安心感はあるかもしれませんね。
メディカルミノキ5の成分、特徴は?
- ミノキシジル以外に特記すべき成分が入っていない
- 【4本セット購入限定】ヘアメディカルグループの無料診察権利つき
1.ミノキシジル以外に特記すべき成分が入っていない
先の成分表を見てもらっても分かる通り、この発毛剤に入っているミノキシジル以外の成分はすべて添加物。
なので、「〇〇の成分が入っているのがポイント!」とか「△△の成分が入っているからイマイチ・・・」とか言うことはありません。
その分、価格も抑えめだとかなり評価は変わったんですけどね・・・ (この辺の話は後述します)
2.【4本セット購入限定】ヘアメディカルグループの無料診察権利つき
他の2つの発毛剤に無い特徴としてはこれですね。
4本セット(価格27,000円!)を購入した人限定で、アンファーの提携クリニックであるヘアメディカルグループの無料診察を受けることができるって話です。
内容は、「診察」「マイクロスコープ」「頭部撮影」「血圧測定」の4つ。
本来だったら5,000円(税別)相当の内容が無料で受けられるってことですが・・・
う~ん・・・正直メリットはほとんど無いかと思われます・・・。
というのも、本来これらはクリニックで治療を受ける前段階として行うもの。 (あとこれに投薬治療を行うための血液検査(別途5,000円)が入ります。)
頭部撮影にしたって現状を把握するって意味合いもありますが、経時的な変化をその都度撮影して変化を客観的に見比べるために行うようなもの。
つまり、クリニックでAGA治療を行うことが前提なんです。
クリニックで治療を行うつもりもないのに、頭皮の状態を写真撮影してそれを何に活かすのか?
現状はこうですね
ああ、そうですか ありがとうございました
こんな不毛なやりとり無いでしょ??
生活習慣の指導とありますが、一般論な注意点を聞くだけならこのご時世ネットでも情報収集は可能。
まあ、クリニック的にはそれをきっかけに自分のところでAGA治療を行ってくれるかもしれない人たちが来てくれるわけですから、そりゃあ悪い話ではないですよね?
逆に、はじめからクリニックでAGA治療を行うつもりなら発毛剤4本も買う必要もなし。
すごく中途半端というか、発毛剤を買う消費者にとってメリットが少ないと思います。
リグロEX5の成分、特徴は?
リグロEX5・・・ あんまり他と比べての特徴ないんですけど、1つだけ(汗)
- プロピレングリコール配合の発毛剤
1.プロピレングリコール配合の発毛剤
メディカルミノキ5同様、ミノキシジル以外の成分は添加物で構成されているリグロEX5。
ですが、メディカルミノキと比べると若干添加物の内容が違います。 プロピレングリコール(PG)もその1つ。
PGは保湿などの役割を持ち、水やアルコールに溶けやすいという特徴が。
で、このPGはいわゆる旧表示指定成分(体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分)の1つ。
スキンケアに関する情報サイトでは以下のように説明されています。
プロピレングリコール(PG)は、水溶性の保湿成分で、使い勝手がよいことからかつてはさまざまな化粧品に配合されてきました。 しかし、刺激性への不安から、最近では刺激性の低いDPGを使用するケースが増えています。 PGは、溶解剤としては有用なので存在意義はありますが、エイジングケア世代にはあまりオススメできない成分です。引用:https://eijingukea.nahls.co.jp/seibun/b/puropirennguriko-ru/
まあ、添加物としての配合量なのでそれほど刺激性はないのでしょう。
ただ、こういった成分が入っている発毛剤をわざわざ選ぶ必要もないのも確か。
うーん、なんでわざわざ配合したんでしょうね・・・
「リアップX5プラス」vs「メディカルミノキ5」vs「リグロEX5」実売価格が一番安いのは?
さてさて、成分などから特徴も挙げましたがやっぱり気になるのはお値段ですよね?
一覧表で比較してみましょう。
リアップX5プラス (内容量:60ml) | 7,611円(税込) |
---|---|
メディカルミノキ5 (内容量:60ml) | 7,800円(税込) |
リグロEX5 (内容量:60ml) | 7,560円(税込) |
う~ん、似たり寄ったり・・・
リアップX5プラスが先行品なのでこの値段なのは仕方ないとして・・・
なんで臨床試験も行っていない後発品のメディカルミノキ5とリグロEX5がこの値段なんですか?
普通ジェネリック品って、臨床試験などを行っていない分先行品よりも価格を抑えることができるのが特徴。 (っていうか、それ以外にジェネリック品のメリットって無い気が・・・)
メディカルミノキもリグロもリアップの特許が切れたから発売された発毛剤。
普通に考えれば後発品なのでリアップよりも安く価格を設定して差別化を図るのが当たり前だと思うんですけど・・・。
アンファーにもロート製薬にもそんな姿勢は微塵も見られません
さらに実売価格を価格コムで調べてみると・・・
そう、リアップが一番安いんです
メディカルミノキ5は3本とか4本とかまとめ買いをすると1本辺りのお値段が安くなる設定はありますが、それでも6,750円(4本購入時)と大したアドバンテージになりません。
- 販売実績はダントツ
- ミノキシジル以外の育毛サポート成分配合
- 実売価格も他の2つより千円以上安い
もはや、リアップX5プラス以外を選ぶメリットを探す方が難しい状態です。
というか、よくこの価格でアンファーもロート製薬も発売しましたね?
さいごに
価格・成分・実績とどれをとっても、メディカルミノキやリグロを選ぶ必要がないことがお分かりいただけたかと思います。
発毛剤を使うのは勇気がいるかもしれませんが、決してこれがAGA治療の最終手段ということはありません。 (むしろ入り口か)
関連記事:リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当に薄毛を改善させたいならこれ!
発毛剤(ミノキシジル外用薬)の副作用をやたら取り上げて不安を煽り、副作用のない育毛剤を買わそうとするサイトがありますが、騙されないようにしてくださいね。
関連記事:【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
もちろん、発毛剤の副作用がゼロとは言いませんが、発毛効果が期待できるものに副作用のリスクがあることはどうしても避けられません。
ただ、リアップなどの副作用はかぶれや痒みなどの皮膚症状がほとんど。
必要以上に恐れずに薄毛克服を目指しましょう!
【発毛効果との両立を目指す人へ】副作用なしのAGA治療とは?
プロペシアやミノキシジルは副作用が心配! 副作用のないAGA治療って無いの?
AGA(男性型脱毛症)の治療について調べると、いくつもの薬や育毛剤が出てくると思います。
なかには副作用の説明を読んで怖くなった人もいるかもしれませんね。
そんな薄毛治療について調べるアナタの願いは当然
薄毛は改善したい!
けど
副作用は避けたい!
ですよね?
では実際に、薄毛の改善が期待できて副作用の心配がないAGA治療について見ていきましょう!
副作用なしのAGA治療では発毛は期待できない
えー、いきなりアナタの希望をへし折るような見出しですみません・・・。
でも、これは大事なことなのでもう1度言います。
副作用なしのAGA治療では発毛は期待できません!
この手の話でよくあるのが、
- プロペシア(フィナステリド)やミノキシジル(特に内服薬)はこんなに大変な副作用がありますよ!
- 副作用が心配なアナタにはこんな育毛剤がありますよ!(毛が生えるとは言っていない)
こんな構成の記事・・・
これ、その育毛剤を売りたいだけですからね!
アナタのことなんかこれっぽっちも考えてませんからね!
・・・すいません、興奮しました(笑)
確かに育毛剤は副作用のリスクが極めて低いです。
が、育毛剤は髪の毛を増やす(発毛する)ことに主眼が置かれたものではありません。
大辞林の言葉を引用するとこの通り。
脱毛予防や育毛の効果などがある薬。頭皮の血行を促したり栄養分を供給するもの。養毛剤。
ちなみに、リアップX5プラスやリグロEX5、メディカルミノキ5といった発毛剤は大辞林にはこんな風に書かれています。
脱毛防止や育毛・発毛の効果などがある薬。毛包(もうほう)細胞の活性化などにより、発毛の直接的効果を狙う。発毛薬。
アナタの目的は何ですか?
髪の毛を生やす(増やす)ことじゃないですか?
もしそうなら、いくら副作用がないからといって育毛剤を選んでいてはダメです。
最低でも発毛剤(リアップX5プラス/リグロEX5/メディカルミノキ5)を選ばないと。
育毛剤も1本7,000円台と決して安くありませんよね?
しかも効果を実感するには何ヶ月も使わないと意味がないって言われてますよね?
時間とお金を大切にしてください!
関連記事:【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は? ・・・
とここまで副作用がなくて発毛が期待できる治療法は無いことを力説してきました。
が、とはいえ、やっぱり副作用は心配だしできるなら避けたいですよね?
一口に副作用といってもその頻度や内容は当然薬によって様々。
では、できるだけ副作用のリスクを減らして発毛効果を得るためにはどうすれば良いのか?
それを説明するためには、まずはAGA治療で使う主要な薬とその副作用および頻度を見ていきましょう。
AGA治療で使う薬とその副作用、頻度は?
ジェネリック品などで名前が変わることはありますが、AGA治療で使われる主要な薬(成分)は以下の4つです。
- フィナステリド(主な商品名:プロペシア)
- デュタステリド(主な商品名:ザガーロ)
- ミノキシジル外用薬(主な商品名:リアップX5プラスなど)
- ミノキシジル内服薬
それぞれについて、大まかな作用と副作用の種類、その頻度をみていきましょう。
1.フィナステリド(主な商品名:プロペシア)
AGA治療の薬といえば、まずはこれ!
脱毛を促してしまうDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで抜け毛の減少・発毛効果が期待できるという、世界60カ国以上で承認されている実績抜群のお薬です。
関連記事:【根拠も提示】男性薄毛の原因は生活習慣?遺伝?その対策は本当に正しい?
臨床試験の結果からもかなりの割合で効果が得られていることが分かります。
こちらはプロペシアを1年間投与した際のプラセボ(偽薬)群との比較結果。
引用:https://www.msdconnect.jp/products/propecia/medical_1y.xhtml
そして、こちらが海外のデータですが5年間投与した際のプラセボ(偽薬)群との比較結果です。
引用:https://www.msdconnect.jp/products/propecia/medical_5y.xhtml
AGAが進行性なのにも関わらず、長期間においても毛量を維持できていることが分かりますよね?
で、今回のテーマの副作用とその頻度は以下の通り。
引用:https://www.msdconnect.jp/products/propecia/gimon01.xhtml
これはプロペシア販売後の成績調査で調査対象人数は943人、そのうち5人(0.5%)に副作用が出現したというデータです。
また、同薬の発売前の臨床試験結果は添付文章に記載してあります。
48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー減退 3 例(1.1%)、勃起機能不全 2 例(0.7%)等であった。
男性ホルモンに関係するお薬なので、性欲(リビドー)や生殖器に関するもの、そして主に代謝に関わる肝臓に関するものが挙がっていますね。
また、先の資料にはありませんが、フィナステリドには「ポストフィナステリド症候群」という症状があることが報告されています。
以下、肌のクリニックからの引用です。
多くの副作用は、服用中止後に速やかに回復すると考えられていますが、服用を中止しても副作用の症状が改善しないというケースが報告され、それが冒頭のポストフィナステリド症候群と呼ばれています。 その中で特に問題になっているのは、性欲減退、勃起機能不全、射精障害などの性機能関連の副作用と、抑うつ症状という精神的な副作用です。 引用:https://agablog.tokyo/finasteride/106
一体、このポストフィナステリド症候群はどのくらいの頻度で発生しているのか、は気になるところですよね?
TLC日本橋クリニックに以下の記載がありました。
ポストフィナステリド症候群(PFS)の発症原因については症例数が少なく、正直なところ現在わかっていません。フィナステリドによる副作用の発症率が1〜5%とされるうえ、PFSではその中から更に数%の割合とされているためです。 引用:http://tlc-clinic.jp/hair/finasteride
つまり、割合としてはかなり低く頻度は不明というのが現状です。
2.デュタステリド(主な商品名:ザガーロ)
続いてはデュタステリド、2015年に承認された比較的新しいお薬です。
DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで抜け毛の減少・発毛効果が期待できる、という点ではフィナステリドと同様。
ですが、5αリダクターゼⅡ型だけでなくⅠ型にも作用を及ぼしたり、半減期も長いなどフィナステリドには無い特徴があり、毛量を増やす効果もデュタステリドの方が高いのです。
こちらはプラセボ(偽薬)やフィナステリドとザガーロ(成分はデュタステリド)を比べたときの毛量の変化を示したグラフ。
引用:https://gskpro.com/ja-jp/products-info/zagallo/qa/
ザガーロといえば0.5mgが主流ですが、フィナステリド1mgと比べて1.6倍ほど毛量が増えているのが分かリますよね。
フィナステリドとデュタステリドの比較についてはこちらも参照してください。
関連記事:【その話って事実?】フィナステリドとデュタステリドの本当の違いは?
で、肝心の副作用はどうか? ザガーロの添付文章には以下のように書かれています。
国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害 5 例(4.2%)であった(承認時)。 引用:https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo.pdf
フィナステリド同様男性ホルモンであるDHTを抑える役割のあるお薬なので、やはり男性機能に関係する副作用がほとんど。
頻度はこの添付文章を読む限りプロペシアより高く、16%の人に何らかの副作用が出た、ということになります。
3.ミノキシジル外用薬(主な商品名:リアップX5プラスなど)
他の薬よりは一番馴染みがあるかもしれませんね。
薬局でもバンバン宣伝してますから(笑)
そう、リアップX5プラスやリグロEX5、メディカルミノキ5などいわゆる「発毛剤」と呼ばれるもので、これらは全てミノキシジル5%が有効成分になっています。
(宣伝で「最大量配合!」とか書いてたりしますが、配合量はどれも同じです)
このミノキシジルは先程までのフィナステリドやデュタステリドと違って、髪の毛を生やす方に焦点を当てたお薬。
良くクリニックなんかでは、フィナステリドやデュタステリドが抜け毛を止める「守りの薬」なのに対し、ミノキシジルは発毛させる「攻めの薬」なんて表現しているところもありますね。
(まあ、実際はそんな単純ではないようですが)
「髪の毛のもととなる毛母細胞の増殖や成長を促す成長因子を増やすことで髪の毛を増やす」と言われていますが、まだハッキリ解明されたわけではありません。
(これはAGAクリニックで医師に聞いたので間違いないかと)
リアップの発売元である大正製薬のホームページにはリアップの効果を表すグラフがあります。
引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/
これは1年以上リアップX5を使った被検者の印象を示すものですが、「少し良くなった」まで合わせると実に9割の人が何らかの効果を実感している計算に。
ただ、「非常に良くなった」「良くなった」で計算すると実感した人は約半数の人に減ってしまいますが・・・。
この辺については別記事も読んでみてください。
関連記事:リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当に薄毛を改善させたいならこれ!
で、副作用はどうなのか? 以下は医療品医療機器総合機構が3,072人に調査した結果です。
引用:http://www.pmda.go.jp/otc_reexam/2014/i20140702001/400059000_22100APX00105000_Q100_1.pdf
本剤というのはリアップX5のこと。
赤枠で囲ったところが副作用の発現率で、8.82%となっています。
副作用の内容に目を向けると、かゆみや湿疹、紅斑、皮膚の炎症など塗り薬なので皮膚に関するトラブルが多いですね。
4.ミノキシジル内服薬
そして最後に紹介するのがミノキシジルの内服薬。
ミノキシジルタブレットのことで通称ミノタブと呼ばれます。
このミノタブ、成分はリアップなどと同じミノキシジルですが、リアップのように塗り薬(外用薬)として用いるのと、内服薬として用いるのでは、効果も副作用の種類も別物のようになります。
ここまでフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用薬と商品名およびその副作用とその確率を紹介してきましたが、このミノタブに関してはそのようなデータを提示することはできません。
というのも、このミノキシジル内服薬は国内で承認されていない薬だからです。
もっと言うと、ミノキシジルはもともと降圧剤ですが、ミノキシジル内服薬を降圧剤として承認している国はあっても発毛剤として承認している国はないのです。
そんな薬使っちゃダメなんじゃないの?
そう思いますよね?
副作用のリスクを考えれば当然そうなります。
なのに、多くのAGAクリニックではこのミノタブを取り扱っています。 (もちろん、処方されるのは本人が希望して医師が必要と判断したときだけですけどね)
それはなぜか?
例えばAGAヘアクリニックの場合、その辺について以下のように説明しています。
ミノキシジルの内服薬はより高い発毛効果が期待できる反面、副作用のリスクも考えられます。そのためどの病院でも決して簡単に処方できる薬ではありません。 当院には薄毛治療専門クリニックとして培ってきた豊富な経験や実績があり、AGA治療に関する優秀な医師が在籍しております。患者様に安心して治療を続けていただくためのノウハウにも自信があるため、医師の責任のもとミノキシジル配合内服薬を処方しております。 少しでもミノキシジル内服薬の副作用に不安がある方は、ご遠慮なく当院の医師やカウンセラーにご相談ください。 引用:https://agahairclinic.com/drug-minoxidil/
つまり、当院では安心して治療を続けてもらえる環境があるので、副作用リスクのあるミノキシジル内服薬も処方していますよ、ってな書き方ですね。
外用薬との違いについてはこのような説明が。
内服薬は血中より毛球部分にある毛乳頭を辿って効果をあらわします。内服薬は体内の血中から薬効を発揮するため、外用液よりも高い発毛効果が期待できるといえます。
私も実際服用していて思いますが、発毛効果という点では他の追随を許さない薬だと思います。 (未承認の薬だけに臨床試験結果などは存在しませんが・・・)
訴訟リスクも抱えるハズのAGAクリニックの多くが取り扱っていることがその証明でしょう。
ミノキシジル外用薬と内服薬については次の記事も参考にしてください。
関連記事:【体験談付き】ミノキシジル外用(塗りミノ)と内服(ミノタブ)使うべきはどっち?
そして、肝心の副作用に関しても臨床試験結果が存在しないため明確なデータはありません。
が、副作用の種類としては以下のような症状があげられています。
- 血圧低下や反射性の高血圧
- 心拍数の増加や動悸、不整脈、胸痛
- 頭痛やめまい
- 手足のむくみ
- 多毛症(全身の体毛が増える)
もとが降圧剤なので、例えば血圧低下なんかは副作用というよりもむしろ当たり前なのかもしれません。 (私の場合血圧低下はありませんでしたが)
他にも、循環器系の副作用が目立ちます。
この辺は、塗り薬である外用薬との大きな違いでしょう。
できるだけ副作用のリスクを減らして薄毛改善を目指すなら
ここまで、AGAの治療に使用される薬の種類や副作用とその頻度をみてきました。
副作用の発生頻度をざっとまとめるとこんな感じに。
薬(成分)の種類 | 副作用発現数 | 副作用発現率 |
---|---|---|
フィナステリド | 11/276例 | 3.9% |
デュタステリド | 20/120例 | 16.7% |
ミノキシジル外用薬 | 271/3,072例 | 8.8% |
ミノキシジル内服薬 | 不明 | 不明 |
※ フィナステリドはプロペシアの、デュタステリドはザガーロの、ミノキシジル外用薬はリアップX5の結果を表示
※ フィナステリドとデュタステリドは添付文章の数字を引用
※ ミノキシジル外用薬は医療品医療機器総合機構の数字を引用
※ 副作用率は小数点以下1桁まで表示
フィナステリドとデュタステリドは役割が似ているのでどちらかを選ぶことが多いです。
副作用の頻度から考えると第一選択肢はフィナステリドですね。
ミノキシジル内服薬は副作用の頻度に関するデータが無いものの、国内未承認の薬であることも含めて外用薬に比べるとリスクのある薬であることは間違いありません。 (その分、発毛効果も高いわけですが)
となると、なるべく副作用のリスクを減らして発毛効果を期待するなら以下のようになります。
- フィナステリド+ミノキシジル外用薬
- フィナステリドのみ
- ミノキシジル外用薬のみ
このなかだと、一番発毛効果が期待できるのは当然フィナステリド+ミノキシジル外用薬。
フィナステリドのみ、ミノキシジル外用薬のみで満足が行く効果を得る人もいることには居ますが、薄毛があまり進行していない場合に限られると思います。
そして、これらでそれなりに満足の行く結果を得られるとしても年単位で取り組む覚悟が必要。 (それでも最終的に満足が行く結果を得られる保証はありません)
あとは、アナタの薄毛進行具合やどれだけの効果をいつまでに望むのか?によって変わってくるのでしょう。
効果を求めるなら、ミノキシジル内服薬にデュタステリドかフィナステリドを組み合わせるのが一般的。
この場合、順調にいけば半年以内に効果を実感できる人も。
が、その分副作用のリスクも高くなると考えてください。
この辺は最初は自己判断ではなく経験のある医師と相談することをおすすめします。
ちなみに、他の薬の副作用ってどのくらいの確率で起こるの?
副作用の起こる確率何パーセントと言われても釈然としないかもしれませんね。
そういう私もそうですが(笑)
参考までにAGAとは全然関係ない治療薬についても同様にいくつか調べてみました。
薬(成分)の種類 | 副作用発現数 | 副作用発現率 |
---|---|---|
バルトレックス (抗ヘルペスウイルス薬) |
74/345例 | 21.4% |
ジャヌビア (糖尿病治療薬) |
195/1,734例 | 11.2% |
レルベア (気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患治療薬) |
196/2,022例 | 9.7% |
※ バルトレックスは帯状疱疹に対しての結果
※ レルベアは慢性閉塞性肺疾患に対しての結果
※ いずれも添付文章より引用
※ 副作用率は小数点以下1桁まで表示
もちろん、この結果をもって、 ね?どんな薬でもこれくらいは副作用の確率はあるんですよ? だから気にせずフィナステリドを服用しましょう♪
なんてことは言いません。
ただ、どの薬にも副作用があることは間違いないですし、フィナステリドに極々少数ながらポストフィナステリド症候群(PFS)の報告があるように、他の薬でも重大な副作用の報告は少ない数ですがやっぱり存在します。
これは薬を服用する以上避けて通ることはできません。
冒頭の言葉に似ていますが、副作用の全くないものに薬効は期待できないのです。
あとはどれだけ副作用のリスクをコントロールするか。
やはりその薬を多く処方している医師の監視のもとで服用を続けるのが一番ではないでしょうか。
使う薬の種類も含めてAGA治療の経験のある医師に相談することをおすすめします。
どうしても副作用が心配なら・・・
アナタもご存知の通り、AGA(男性型脱毛症)は命に関わる病気ではありません。
ど~しても副作用が心配で薬を飲む気にならない!
というのならハゲの進行を自然に任せるという手もあります。
特にM字ハゲの場合、それをマイナスポイントと思わせない芸能人も多いですよね。 (この辺は、「M字ハゲ かっこいい 芸能人」などで調べてみてください。)
髪型を工夫してなるべく清潔感を出す人も多いです。
無理にAGAを治療する必要はありません。
副作用と発毛効果を両天秤にかけて、「やっぱり髪の毛が欲しい!」なら先に挙げた薬を服用しましょう。
(服用する薬の種類、組み合わせと濃度は医師と相談)
アナタの悩みが解決することを祈っております!
【体験談付き】ミノキシジル外用(塗りミノ)と内服(ミノタブ)使うべきはどっち?
ミノキシジルって外用薬と内服薬があるみたいだけど、結局どっちを選ぶべきなの?
薄毛治療について調べてるとフィナステリド・デュタステリドと同様にでてくるのがミノキシジル。
私たちが待ち望む「発毛効果」が期待できる唯一といって良いであろう成分です。
ただ、このミノキシジル。外用薬と内服薬があるのはご存知の通り。
同じ「ミノキシジル」と言っても、その薬効・副作用はかなり違うため、個人的には別の薬に近い感覚があります。
私は、今まで薄毛治療でミノキシジルの外用薬も内服薬も使用したことがあります。
また、ミノキシジル内服薬(ミノタブ)で副作用と考えられる動悸も経験しました。
(それでも、濃度を調整して今でも服用を続けているわけですが・・・)
そんな経験も交えて、でもなるべく偏見を捨てて、ここではミノキシジルは外用薬と内服薬どちらを選ぶべきかを考えてみましょう!
結局、ミノキシジルは外用と内服どちらを選ぶべきなのか?
結論から言うと、ケース・バイ・ケースです。
ああっ、石を投げないで!
「参考にならんわ!」って怒られそうですが、この話はやっぱり一律の答えは無いように思います。(どちらかだけじゃなくて、併用している人も多いですしね。)
というのも、
- 副作用の観点から考えると当然外用薬(塗りミノ)を、
- 発毛効果の観点から考えると当然内服薬(ミノタブ)を、
選ぶべきだからです。
あとはアナタがどのくらい切羽詰ってるか?どのくらいの結果が欲しいのか?どのくらい副作用のリスクを受け入れられるか?にかかっています。
この辺は、アナタの薄毛進行具合、年齢、既婚未婚、環境、タイミングなど色んな要素で変わってくるのでしょう。
- 20代前半、付き合いたい女性がいるけど薄毛が気になって自信がもてない!とにかく早く結果が欲しい!
- 30代半ば、仕事には見た目も大事!頭頂部が徐々に寂しくなってきたから、少しずつでもリカバリーしていきたい。
- 40代前半、最近娘に薄毛のことを指摘されてショック・・・。でも今更感もあるしできるなら副作用の少ない薬を使いたい。
などなど(あくまで一例ですよ?) ただ、結論が「その人による」ではちょっとアレなので(笑)、もうちょっと詳しくみていきましょう。
ミノキシジル外用薬を選ぶべきはこんな人
ここでは3つ挙げました。
- 1年くらい効果が薄くても我慢できる人
- 心臓にリスクを抱えている人
- 副作用の心配が強い人
順番に説明していきます。
1.1年くらい効果が薄くても我慢できる人
ミノキシジル外用薬であるリアップX5プラスを販売している大正製薬のホームページをみてもらうと分かるのですが、この塗りミノは効果がでるのに時間がかかります。
・・・というか、1年使い続けてもその効果に満足できる人はざっくりと2人に1人ほど。
関連記事:リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当の薄毛対策とは?
ミノタブより発毛に時間がかかるし、続けたからといって必ずしも満足の行く発毛効果は得られるか分からない。
ただ、当然外用薬なので、内服薬であるミノタブよりは副作用のリスクは格段に少ない。
ミノキシジル外用薬ってそんな薬なんです。
2.心臓にリスクを抱えている人
ミノタブの主な副作用は以下の通り。
- 血圧低下や反射性の高血圧
- 心拍数の増加や動悸、不整脈、胸痛
- 頭痛やめまい
- 手足のむくみ
- 多毛症(全身の体毛が増える)
などなど ミノキシジルは元々降圧剤であったものが、副作用の「毛が生える」という点に着目され発毛剤に転用されるようになった経緯があります。
(といっても、ミノタブを発毛剤として承認している国はありませんが)
なので副作用(といっても元々降圧剤なので主作用のような症状も含まれますが)も主に循環器関連の症状が目立ちます。
- 元々血圧がとても低いのに降圧剤を飲んだらどうなるか?
- 元々不整脈があるのに降圧剤を飲んだらどうなるか?
あまり良くないことが起こりそうなことは直感で分かるのではないでしょうか?
そういう私も、元々上の血圧(収縮期血圧)が110ほど、下(拡張期血圧)が60~70ほどだったのですが、ミノタブ4mgを服用して2~3ヶ月で動悸が出現しました。 (血圧低下や不整脈は無かったです)
元々の血圧と動悸の関係はハッキリしませんが、副作用が出やすい人というのはあるのかもしれません。
関連記事:【酸いも甘いも】ミノキシジルタブレット体験談!効果副作用感想を全部言うよ!
あとになって言われた話ですが、私はミノキシジルの感受性が高かったのかもしれないって言われました。 でも、これは服用してみないと何とも言えないところでしょうね。 元々私のような低めの血圧な人でも問題なく服用できている人も多いでしょうから。 この辺はクリニックで医師に相談してみてください。
3.副作用の心配が強い人
プラシーボ(プラセボ)効果ってご存知ですか? 有効成分の入っていない偽薬なのに、思い込むと本当に効果を感じてしまう現象のこと。
本当、人の体って繊細で不思議なものです。
で、これの逆の現象が起こるのがノシーボ(ノセボ)効果。
つまり、「副作用が起こるかもしれない」なんて考えていると本当に副作用のような症状が出てしまうこと。
下の表はザガーロ(デュタステリド)の臨床試験で出た副作用に関するデータ。
一番左の列(赤枠部分)がプラセボ群(偽薬)の結果です。
偽薬なのに副作用発現率15%って・・・。
他のフィナステリドやザガーロの副作用発現率が16~21%なのを考えると相当多い数字なのが分かるかと思います。
そのくらい、人の思い込みはバカに出来ません。
このような現象は感覚的なものに強く現れやすいとされ、デュタステリドだと「リビドー(性欲)減退」や「勃起障害」などが当てはまります。 (思い込みでもこういう症状が出てしまうのは、男性の皆さんなら容易に想像つきますよね?)
ミノキシジルタブレットの場合は、先に挙げた通り循環器系の副作用が多いので、デュタステリドと同じように考えることはできないのかもしれません。
それでも、「めまい」や「動悸」などはノシーボ(ノセボ)効果で出現する可能性はあるでしょう。 (この辺はミノタブが未承認の薬で臨床試験が行われていないことから数字では分かりませんが・・・)
ミノタブの副作用がハゲるほど心配・・・
って人がミノタブを服用するのはこの意味でもおすすめできません。 (まあ、薬全般に言えることですけどね・・・)
ここまでミノキシジル外用薬をおすすめする人を挙げました。
じゃあ、今度は逆に「どんな人ならミノタブを使うべきか?」を考えていきましょう。
ミノキシジル内服薬を選ぶべきはこんな人
ここでは次の2つを挙げました。
- 副作用のリスクをしっかり受け入れられる人
- そのうえで、なるべく早く効果を出したい人
1.副作用のリスクをしっかり受け入れられる人
まあ、薬全般にそうなんですけど、薬効が期待できるものには副作用の可能性は絶対にあります。
逆に、「副作用の可能性がゼロ」なのに「髪の毛が生える」なんてものがあったら避けた方がよいですよ! 世の中、そんなに都合の良いものはありませんので・・・。
そのうえ、ミノタブは
- 国内未承認の薬
- 世界各国を見ても発毛剤として承認している国はない
- AGAガイドライン「D(行うべきでない)」判定の薬
と、普通に考えたらおすすめできない要素が盛りだくさん!
それでも、多くのAGAクリニックがミノタブを処方しているのは、これほど強力な発毛効果が期待できる薬が他に無いから。
副作用ばかりが強くて発毛効果も乏しいものならどのクリニックも扱うメリットが無いですよね? クリニックは訴訟のリスクも抱えているわけですから。
この話は肌のクリニックの院長ブログにも記載があります。
効果の強さは内服>>>外用となります。頭皮、特に前頭部は、皮膚のバリアがあるため、外用剤を5%~15%の高濃度で塗っても、毛包まで届く量はごくわずかです。内服の場合は、全身の血流に乗って頭皮の隅々まで届くわけですから、強力な発毛作用を発揮します。(中略)当院の経験上、現存する治療薬の中では最も発毛効果が高いもののひとつであると言えます。 引用:https://agablog.tokyo/minoxidil/516
- 元々降圧剤であって発毛剤ではない
- そのため降圧剤の適応でない薄毛の人が服用することに一定のリスクがある
- しかし、発毛効果は他の追随を許さないレベル
ミノタブがこんな薬であることを理解していることが大前提だと思います。
関連記事:【誇張表現なし】ミノタブの効果・副作用・口コミを煽り抜きで伝えます
2.なるべく早く効果を出したい人
先の話を理解している前提ですけど、あとはなるべく早く結果が欲しい!って人ですね。
薄毛の進行具合や薄くなっているところが頭頂部か前頭部かにもよります(一般的に前頭部の方が回復しにくいと言われます)
が、フィナステリドやデュタステリド+ミノキシジル外用薬で少しずつ発毛効果を得ている人もいます。
ただ、この方法の問題点としては、
- 必ず発毛効果を得られるとは限らない
- 発毛効果を得られたとしてもそれには長い期間が必要
ってことです。
もちろん、個人差もあるので一概に「これくらいの期間で発毛しますよ!」なんてことは言えません。ただ、今までクリニックで質問した感覚だと年単位で考えたほうが良いように思います。
そんな悠長なこと言っていられない! できるだけ早く効果を出したい!
って人も居るでしょう。
その場合、やっぱり現状ではミノタブを使うしか選択肢は無いと思います。
副作用のリスク と 発毛効果を実感できるまでにどのくらいの猶予があるのか?(どの程度回復して欲しいのか?)
この2つを比べたときにどうしても!なら医師の指示のもとミノタブを使う ミノタブってそんなお薬です。
さいごに
ミノタブと塗りミノ、どちらを使うべきか なんとなくイメージできたでしょうか?
記事中に「薄毛の進行具合」とか書きましたが、この辺は自分がどの程度の範疇なのか、良く分からないところですよね?
AGAクリニックならたくさんの症例を経験しているので、「この程度ならこの薬がおすすめ」といった具合に提案してくれます。
もちろん、このサイトのランキングに入るようなクリニックは、自分の意向を無視して無理に治療をすすめてくることは一切ありません。
不安は多いでしょうけど、育毛剤やシャンプーでは太刀打ちできないのがAGA。
しっかり薬を使って治療してくださいね。
育毛関連のサイトでこんな感じで育毛剤をすすめているところ見かけません?
副作用の不安を煽って育毛剤を買ってもらうってパターンです。
他記事にも書きましたが、育毛剤で満足いく発毛効果は得られないと考えてください。
関連記事:AGAクリニックと育毛剤を比較すると?効果が期待できるのは?
副作用は当然誰でも避けたいです。
でも、だからと言って発毛効果が期待できる薬を避けていたらAGAは治りません。
世の中うまい話は無いので、甘い言葉に流されないでくださいね!
リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当の薄毛対策とは?
ドラッグストアにリアップX5プラス売ってるけど本当に効果あるのかな?
見てみぬふりはもうできなくなってきた・・・
市販薬でパッと思いつくのはやっぱり「リアップ」
でも決して安い買い物ではない
本当に効果があるのか?
薄毛もいよいよ本格的に対策を考えないといけない段階にくるとこんな風に思いますよね?
最近では、リアップX5プラスの他にもメディカルミノキ5やリグロEX5が登場し三つ巴の様相となってきたました。
が、どれを使うにしても大事なのは「本当に髪の毛が生えるのか?」「効果なしって口コミも見るけど大丈夫?」ってことですよね?
リアップX5プラスは効果なし?あり?、チャップアップと比べてどうなの?他にどんな選択肢があるの?といった辺りの話をしていきますよ!
- 市販薬で発毛効果を求めるなら「発毛剤」一択
- リアップX5プラスの薄毛改善度、満足度はいかほどか?
- 本当に薄毛を改善させたいならリアップでは心もとない
- 良心的なAGAクリニックってどうやって選べば良いのか?
市販薬で発毛効果を求めるなら「発毛剤」一択
なんかタイトルだけ見ると、リアップってやっぱり駄目なの?って思うかもしれませんが決してそんなことはありません!
ドラッグストアやアマゾンで比較的手軽に買える薄毛対策品としてはかなり優秀な部類に入ります。
よく薄毛対策のサイトなどで、
リアップは効果がないからチャップアップがおすすめ!
とか
リアップは副作用が心配。だからフィンジアがおすすめ!
なんて書いてあるところがありますが・・・。
騙されたらダメですよ!
曲がりなりにもリアップX5プラスやメディカルミノキ5、リグロEX5は「第一類医薬品」。
そして、発毛効果を謳うことができる「発毛剤」なんです。
対してチャップアップやプランテルEX、ポリピュアEXなど薄毛対策関連のサイトでよくおすすめされているこれらの品々は「医薬部外品」であり「育毛剤」。
「髪の毛を育てる」ことに主眼をおいたもので、「髪の毛を生やす・増やす」ことは領域外です。
育毛剤と発毛剤の違いはこちらも読んでみてください。
【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
「髪の毛を生やしたい・増やしたい」アナタは育毛剤を選ばないようにしてくださいね!
現状市販薬で「髪の毛を生やす・増やす」なら、これら「発毛剤」しか選択肢が無いのが実情です。
ハッキリ言ってどれを使おうが大差ないでしょう。
というのも、有効成分は「ミノキシジル」であり、5%という含有量も横並びなので。
「最大濃度を配合!」なーんて宣伝してますが濃度はどれも同じなんです。
あとは価格ですね。
今のところ、メディカルミノキ5は後発品にも関わらず一番値段が高いというナメた価格設定。
リグロEX5が若干リアップX5プラスより安いかな?
まあ、私ならどれも選びませんが、強いて言えばリグロかリアップでしょうか。
リアップX5プラスの薄毛改善度、満足度はいかほどか?
リアップX5プラスなどの発毛剤に配合されている有効成分はミノキシジル。
これは、日本皮膚科学会が発表したAGAガイドラインでもAランク(強く推奨する)に認定された成分なんです。
日本皮膚科学会が「行うよう強く勧める」ミノキシジルが入った発毛剤。 これを使えば髪の毛が生えるってこと?
・・・そう思いたいところですが、現実はそんなに甘くありません(涙)
というのも、発毛剤を1年間使ったとしてもその効果に十分満足できる人は5~6割ほどなんです。
なんでそんなことが言い切れるのか?
それは、他でもないリアップX5プラスを発売している大正製薬のサイトにハッキリ書いてあるから。
引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/
これは、リアップX5を1年以上使用した人の印象評価結果。
パッと見た感じほとんどの人が効果を実感したように見えますが、良く見ると「非常に良くなった」「良くなった」を合わせても1年後(48週後)で52.2%しかいない・・・。
つまり、残り約半分の人は十分な効果を感じなかったってことです。
もう1つのデータはリアップX5を1年以上投与した被検者に対する医師の評価結果。
引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/
赤く囲ったところが「著明改善」と評価された人達で全体の9%弱しかいない結果に・・・。
え?でも「中等度改善」も入れたら7割以上が改善してるんじゃ?
って思いますよね? 私も初めはそう思ってました。
でも、下のやや小さい字と読むとこんな説明が・・・。
著明改善…密度の高い毛髪成長(薄くなった領域がほぼ完全に被われている。毛髪の密度は薄毛化していない領域とほぼ等しい) 中等度改善…中等度の毛髪成長(薄くなった領域が、新発毛により部分的に被われているが、薄くならなかった領域に比べると密度は低い[容易に識別できる]) 軽度改善…軽微な毛髪成長(明確な毛髪成長がみられるが、薄くなった領域をかなり被うということはない) 引用:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/
そう、「中等度改善」は薄毛のところとそうでないところが容易に識別できるレベル、だそうな。
これって私たちが求めている改善じゃないですよね?
これを読む限り、本当に私たちが求める「改善」と合致するのは「著明改善」のみ。
先程の話の通り、その割合は全体の9%弱しか居ないんですよね・・・。
本当に薄毛を改善させたいならリアップでは心もとない
確かに市販薬だけで発毛効果を求めるならリアップは選択肢に入ります。
育毛剤よりはよっぽど髪の毛は生えるハズ。
でも、その発毛効果に満足できる人は2人に1人程度。
つまり、1年続けて使用しても約半分の人はその発毛効果に満足できない、という代物なんです。
その割にかかる費用は9万円以上。(リアップ7,600円として12ヶ月分だと91,200円)
9万円以上かけて1年間コツコツとリアップで薄毛治療を行っても満足いく結果が得られる確率は約50%・・・。
それだったら私はAGAクリニックをおすすめしたい!
でも、AGAクリニックってとっつきにくいかもしれませんね。
- お高いんでしょ?
- 人に合うのがイヤ
- 通うのがイヤ
- 副作用が心配
- 強引にセールスされるんじゃ?
私も約1年前に発毛剤かクリニックにするかを悩んだときはこんなことを考えてました。
でも、今思うのは「発毛剤じゃこれだけの結果は得られなかっただろうな」ってこと。
良心的なAGAクリニックを利用すればイヤな思いをすることはまずありませんよ!
良心的なAGAクリニックってどうやって選べば良いのか?
スマホでのテレビ電話診察を行うクリニックも増えて、ほとんど通院しなくても治療を受けられるところは増えました。
1ヶ月の治療費が1万円代で受けられるところも複数あります。
(4,000円~とかいう客引きじゃなくて本当の治療の値段で、ですよ)
でも、問題なのは
どこが良心的で安く治療を受けれられるクリニックか分からない
ってことじゃないでしょうか?
4,000億円以上ともされるヘアケア業界において、ネットで検索して正しい情報を仕入れるのは簡単ではありません。
そんなとき手がかりの1つになるのが体験談。
下の記事では私のビフォーアフターや実際のレシートも公開しているので参考にしてみてください。
私がメソセラピーやHARG療法をおすすめしない4つの理由
何とかハゲを治療したくてAGAクリニックのホームページを調べると、結構な確率で「メソセラピー」や「HARG療法」といった言葉に出会うかと思います。
クリニックによっては、内服薬とメソセラピーがセットになっているようなところもありますね。
一体、「メソセラピー」や「HARG療法」って何なのか?これらの治療法は受けるべきなのか?についてここでは書いていきますよ。
「メソセラピー」や「HARG療法」って一体何?どんな治療?
ざっくりと言うと、髪の毛の成長に良いとされる「成長因子」などを注射針などで直接頭皮に注入する治療法のことです。
治療法の名称や注入する成長因子の内容もクリニックによって様々。
「注射針で頭皮に」なんて聞くと引いてしまうかもしれませんね(笑)
でも、この辺もクリニックによって痛みの出ない方法を取り入れています。
多いのは「エレクトロポレーション」と呼ばれるもので、注射針ではなく電気パルスで細胞膜に小さな穴を開けて成長因子などを注入するってもの。
針を使うクリニックでも、麻酔をオプションで用意したり注射する部位を冷やすことで一時的に感覚を麻痺させて痛みを軽減させるなど、なるべく痛みがでないように工夫がされています。
メソセラピーとHARG療法ってどう違うの?
以前は「成長因子」を注入するのがHARG療法で、それ以外(例えばミノキシジルやビタミンなど)の成分を注入するのがメソセラピーとなっていたようです。
・・・が、最近はどこのクリニックでもメソセラピーで「成長因子」を注入するすることを売りにしているので、その違いがわかりにくくなっていますね。
HARG療法は、「日本医療毛髪再生研究会」なる団体が認定したところのみ取扱うことができる治療法。
全国で210(この記事作成時)の病院・クリニックが認定を受けていています。(この団体のホームページから認定施設は確認できます)
HARGカクテルなるオリジナルブレンドを取り扱うのがメソセラピーとの違いで、150種類以上の成長因子やビタミンなどが配合されているそうな。
脂肪幹細胞由来の成長因子を抽出するのにはコストがかかるようで、HARG療法は一般的に高額になるのがその特徴ですね。
ちなみに、本家新宿桜花クリニックの場合、6回コースで90万円、10回コースで150万円なり^^;
「メソセラピー」や「HARG療法」をおすすめしない4つの理由とは?
結論から言うと、私は「メソセラピー」や「HARG療法」を受けなくて良いと考えています。
その理由は主に以下の4点。
- 毎回クリニックまで通う必要がある
- 基本的に内服薬治療とセット
- 効果があったとしても持続しない
- 費用総額と釣り合いがとれるのか
1.毎回クリニックまで通う必要がある
これはクリニックまで無理なく通える人にとってはデメリットでも何でもないですね。
でも、私のように地方在住者にとっては、かなり大きなデメリット。
最近は遠隔診療を行っているクリニックも多いので、内服薬や外用薬による治療だけであれば年1回くらいの診察で済むところも多いです。
でも、メソセラピーやHARG療法を行うとなればそういうわけにはいきませんよね?
直接頭皮に薬剤を注入するって治療なんですから。
私も3ヶ月に1回銀クリまで通っていた時期がありますが、交通費とそれにかかる時間は無視できるものではありません。
メソセラピーもHARG療法も1回だけ行って終了というものではなく、最低でも6回くらいが1つの区切りと考えてください。
大体月1~2回くらいは、そのクリニックまで通うことになると思います。
この辺の交通費やかかる時間も考えておいたほうが良いですね。
2.基本的に内服薬治療とセット
これ、はじめに知ったときは「え?」って思いました^^;
中には、「メソセラピー」や「HARG療法」だけで治療効果を謳うところもあるのかもしれませんが、基本的に内服薬(プロペシアやミノキシジル)とセットで治療を進められると思います。
メソセラピーと内服薬を併用することで、一層の効果が期待できます
とかね。
・・・仮に髪の毛が生えてきたとして・・・
どっちの効果か分からないじゃないですか!
アナタもご存知かもしれませんが、ミノキシジル内服薬には強力な「発毛効果」があります。
これは、私も身をもって実感するところ。
これにメソセラピーを組み合わせると一層の効果があるのかどうか・・・。
タイムマシーンでもない限り検証できません。
単純に、「内服薬と外用薬だけで治療」を行っているクリニックはあるのに、 「メソセラピーだけで治療」を行っているクリニックは見当たらないんですよね。
(もしあったらゴメンナサイ)
私が通った銀座総合美容クリニック(通称銀クリ)でも、メソセラピーはあくまで内服薬治療の補助といった位置づけのものです。
3.効果があったとしても持続しない
これは、メソセラピーやHARG療法に限った話ではありませんが、AGAが進行性の病気であることから発毛効果は持続しないと考えた方が良いです。
AGAの原因が悪性男性ホルモンと呼ばれるDHT(ジヒドロテストステロン)からくるもので、その原因を完全にブロックする手段がないことを考えると当然のことでしょう。
HARG療法に関しては、開発者である福岡医師は以下のように述べています。
当院のHARG療法ではコース終了後も、毛髪再生効果が継続している患者さまが多くいらっしゃいます。(中略) しかしながら、老化という問題を解決できる治療ではありません。時間の経過ともにどんな方でも頭皮が自然と老化し、髪の毛をつくる力が弱くなっていきます。そのため、いずれは毛髪再生効果も実感できなくなるようになります。しかし、治療が終了からといって一度に髪の毛が抜け始めることはありません。 引用:http://www.harg.org/qa/aboutus/102.html
治療終了後に抜け毛が増えることを「老化」ととるのか、「効果が切れた」と考えるのかはアナタ次第^^;
一方で、他のクリニックではこんな話もあります。
当院に通院している「過去にハーグ療法を行った患者さん」は、効果が実感できなかった人も多いのですが、効果を実感できた方も100%の方が「やめると元に戻る。」ということをおっしゃっています。 引用:https://agablog.tokyo/growth-factor/28
「やめると元に戻る」のか、「老化で毛が抜ける」のか、どちらにしても「この治療を受けたからあとは何もしないで大丈夫!」っていうのは無いと思った方が良いですよ。
4.費用総額と釣り合いがとれるのか
さて、そんなメソセラピーやHARG療法。
大きなデメリットはその費用! 先に書いたように、最低でも6回くらいは受けることが前提の治療法。
中には「只今キャンペーンでメソセラピー2回分がセットで無料!」な~んて言うところもあります(もうこうなってくると医療機関かどうかも分からなくなってきますが・・・)
が、当然それだけで済むハズがありません。
しっかり総額の費用を考えましょう!
実際、どのくらいの費用がかかるのか? 大体の相場を表に挙げてみます。
クリニック名 | 名称 | 1回 | 6回 |
---|---|---|---|
銀座総合美容クリニック | ノーニードルメソセラピー | 19,440円 | 116,640円 |
湘南美容外科クリニック | スマートメソ | 98,000円(3回) | 192,000円 |
髪のクリニックSeed | メソライン、BENEV | 23,000円 | 138,000円 |
AGAスキンクリニック | Dr’sメソ治療 | 50,000円(2cc) | 300,000円 |
TOMクリニック | 再生外用治療 | 50,000円 | 300,000円 |
ゴリラクリニック | メソラインヘア注入療法 | 59,800円 | 240,000円 |
聖心美容クリニック | グロースファクター再生療法 | 69,120円 | 380,160円 |
※ 6回の設定料金がないところは1回料金×6で算出
※ 銀座総合美容クリニック、湘南美容外科クリニック、聖心美容クリニックは税込み金額
・・・高いでしょ?
最安値水準の銀クリ、seedあたりでも6回治療を受ければ10万円超え、30万円ってところも珍しくありません。
ここでは6回までの値段しか出してませんが、効果が今ひとつなら10回以上・・・ってケースも十分考えられます。
もちろん、その分お値段はうなぎのぼり。
上の表はメソセラピーの値段を挙げましたが、これがHARG療法となるとそのお値段もグッとあがります。
100万円以上は覚悟しておいた方が良いでしょう♪
もちろん、費用はこれだけでは収まらず、内服薬や外用薬の分も考えなければいけませんよね。
それでいて「効果には個人差があります」and「効果は持続しません」^^;
それくらいだったら、はじめから内服薬と外用薬だけで治療を始めてみません?
あくまで内服薬治療の補助、どうしても受けたいなら最安値を選びましょう!
ここまでで挙げたように、メソセラピーはオプションのような位置づけでメインで行うような治療法じゃありません。
※ HARG療法は料金が高すぎるので、ここでは除外・・・。
ただ、だからといって治療効果が全くないっていうものでもありません。
でも、メソセラピーを行うことでその費用総額はグッと上がってしまう。
その両方をしっかり考えておく必要があります。
- 10~20万円くらいお金がかかっても構わない!
- 自分に合わなかったらそれは仕方ない!
- 少しでも早く効果が欲しい!
そんな人なら無理に止めはしません。
ただ、その場合でもなるべく費用が安いところを選びたいですよね?
上の表にもある通り、私の知る限り銀クリが一番安いです。
クリニックまで無理なく通えないと意味ないですが、可能な範囲に住んでいるならオススメはやっぱり銀クリですよ!
【時間とお金を大切に】育毛剤?それともAGAクリニック?効果を比較した結果は?
AGAクリニックと育毛剤
ハッキリ言ってあまり比較対象になるものではありませんが、ここではこのAGAクリニックと育毛剤そして発毛剤についてその特徴や違いについて書いていきます。
- 育毛剤を使っている人も
- AGAクリニックに通うか悩んでいる人も
- 育毛剤と発毛剤の違いが良く分からない人も
- 抜け毛が最近急激に増えて焦っている人も
是非参考にしてください!
育毛剤では発毛効果は期待できない
この記事を読もうとしているアナタは恐らく「薄毛の進行に困っている」のではないでしょうか!?
そんなアナタが育毛剤に期待することって何ですか?
- 今ある毛を太く強くしたい
- 抜け毛を減らしたい
- 髪の毛を増やしたい
こんな感じですよね!?
私も育毛トニックを使ってたときはこんな風に考えてましたから、お気持ちはよ~くわかります。
上2つはひょっとしたら使い続けることである程度の効果はあるのかもしれません。 ただ、見出しで書いた通り、
育毛剤で髪の毛を生やす・増やすことはできません。
これ、知ってる人からしたら「そんなの当たり前」ですけど、知らずに使い続けてる人もかなり多いのだと思います。
(年間40億円以上売り上げる育毛剤があるのがその証拠なんでしょう・・・)
育毛剤では毛が生えないって本当?
毛を生やすことを目的に今現在育毛剤を一生懸命使っている人からしたらこんな話ショックですよね(汗)
でも、残念ながらこれは本当のお話。
下図はスカルプDを発売しているアンファーから引用したものです。
引用:https://scalp-d.angfa-store.jp/column/difference/
ハッキリ書いてるでしょ?
他でもない育毛剤を発売している会社がそう言ってるんだから信憑性高いんじゃないでしょうか。
もし時間があれば、一度育毛剤の販売ページをじっくり読んでみてください。
写真や図を巧みに使っているので髪の毛が増えるような印象を持つかもしれませんが、どこにも「髪の毛が増える」「髪の毛が生える」ってことは書いてないと思います。
(もし書いてたらその会社はヤバイです・・・)
ネットでお馴染みの商品たちですね。 チャップアップ、プランテルEX、イクオス、BUBKA ZERO、REDEN、フィンジア、スカルプD育毛トニック、ポリピュアEXなどなど。
「医薬部外品」って表記されていて、「厚生労働省が認可した有効成分が一定の濃度で配合されている」ものです。
(まあ、フィンジアに至っては医薬部外品ですら無い化粧品ですが・・・)
厚生労働省が認可した成分が入っていると聞くとなんとなく髪の毛が生えそうな気がするかもしれませんが、残念ながらそんなことはありません。
ちなみに、発毛剤は「医薬品」で「疾病の治療・予防を目的としたもの」です。
発毛を期待するなら最低でも発毛剤
先に書いた通り、育毛剤に発毛効果はありません。
じゃあ、発毛剤ならどうか?
発毛剤というと、リアップX5プラス(女性はリアップリジェンヌ)が有名ですが、最近では他にも香取慎吾と草なぎ剛でお馴染みのスカルプDメディカルミノキ5やサッカーの本田圭佑が広告塔になっているリグロEX5なんてのも薬局などで発売されていますね。
後発品なのに何故リアップと値段が変わらないのかは分かりませんが・・・
発毛剤と育毛剤は「どう違うの?」と思われるかもしれませんが、全然別物です。
決定的に違うのは、発毛剤は「第1類医薬品」であり、ミノキシジルが配合されている点。
ミノキシジルは日本皮膚科学会がガイドラインのなかでもAGA治療手段として強く推奨(Aランク)している成分なんです。
A.行うよう強く勧める
B.行うよう勧める
C1.行ってもよい
C2.行わないほうがよい
D.行うべきではない
こんな内容になっています。
このように、発毛剤が育毛剤よりも「毛を生やす」という点で期待できるのは間違いありません。
ただ、発毛剤を使っていれば必ず満足が行く結果が得られるのか?と言われるとそうとも限りません。
詳細は関連記事を見てもらいたいのですが、意外と十分な効果を実感できない人も多いんです。
関連記事リアップX5プラスは2人に1人しか効果なし!?本当に薄毛を改善させたいならこれ!
この辺は発毛剤の限界なのでしょうね。
AGAクリニックではAGA治療用の内服薬が処方される
育毛剤では髪の毛は生えない
発毛剤でも十分な効果は実感できないかもしれない
では、AGAクリニックはどうか?
大きな特徴(育毛剤、発毛剤との違い)は、AGA治療用の薬が処方される点です。
- フィナステリド(内服薬)
- デュタステリド(内服薬)
- ミノキシジル(外用薬)
- ミノキシジル(内服薬)
他にも色んな治療法がありますが、基本となるのはこんなところでしょうか。
ざっくり言うと、フィナステリドは抜け毛を抑える効果が、ミノキシジルは髪の毛をつくる元になる毛母細胞に働きかけることで髪の毛を生やす効果があるとされます。
デュタステリドは、フィナステリドよりも抜け毛を抑える効果が高め、お値段もフィナステリドよりややお高い傾向が・・・。
関連記事:【その話って事実?】フィナステリドとデュタステリドの本当の違いは?
ミノキシジルは外用薬(通称:塗りミノ)と内服薬(ミノキシジルタブレット→通称:ミノタブ)の2通りがあり、同じ成分ながら扱いはずいぶん違います。
というのも、ミノタブは強力な発毛効果がありAGA治療の切り札的な存在なんですけど、AGA治療薬として臨床試験が行われていないこともあり賛否両論のあるお薬。
ちなみに、塗りミノは発毛剤と同じようなものと考えてもらって良いと思います。
関連記事:【体験談付き】ミノキシジル外用(塗りミノ)と内服(ミノタブ)使うべきはどっち?
と、ここまで薬の簡単な説明をしましたが、肝心なのはこれらの薬を使用すると薄毛は改善するのか?ということですね。
この辺は、各AGAクリニックのホームページでも見てもらえば治療効果を表す症例写真がたくさん出てくるので、是非みてみてください。
一部を引用するとこんな感じ。 これは銀座総合美容クリニック(通称:銀クリ)の改善例。
引用:https://www.gincli.jp/medical/effect/index.html
こちらは、AGAヘアクリニック(通称:ヘアクリ)の改善例。
引用:https://agahairclinic.or.jp/case/
いずれも、フィナステリドorデュタステリド+ミノキシジル内服薬での治療例です。
アナタが求めている効果ってこういうことじゃないですか?
ぶっちゃけ、これらの薬が手に入るなら、クリニックでなくても良いと思います。
あくまでも薬が重要。
でも、始めのうちは薬の副作用の心配なんかもあって、医師の管理の元で服用する方が安心感がありますよね?
そういう意味で本気で薄毛治療を始めたいなら、AGAクリニックをおすすめしますよ!
さいごに
AGAクリニックと育毛剤 こうしてみると、比較すること自体に無理があることが分かりますよね。
確かに育毛剤はお手軽です。
ウェブや薬局で簡単に買えますから。
でも、発毛効果が無いものを7,000円以上の金額で買う意味ってなんでしょう? (しかもそれを何ヶ月も続けるって・・・)
AGAクリニックは確かに敷居が高いと感じるかもしれません。 私もそうでした(笑)
でも、発毛効果は育毛剤や発毛剤と比べものになりません。 ・・・
是非クリニックをじっくり見比べてみてください。
そして、アナタにとって最善の方法を選んでください! アナタの髪の毛と自信が復活しますように!
【正直に言います】これがAGAクリニックの本当の費用相場!
- AGAクリニックってやっぱりお高いんでしょ?
- 治療法がいろいろあって良く分からない
- 3,400円~とか見たけど本当?
- 現実的な相場ってどのくらいなの?
AGA(男性型脱毛症)を扱うクリニックってたくさんあって、ホームページを見てみても比較が難しいですよね?
特に治療費は、キャンペーン価格や初回と2回め以降で違うところもあり、治療内容や検査項目とその費用もさまざま。
一体何を基準に選んだら良いのか分からない!
ってなりますよね?(というか、これは過去の私の体験談ですが・・・)
ここでは、実際に複数のAGAクリニックを体験した管理人が、AGAクリニックの治療手段やその治療費について比較、現実的な相場を紹介していきますよ!
- AGAクリニックでの治療費、本当の相場は?
- メソセラピーやHARG療法を併用すると費用は格段に増える
- AGAクリニックで出てくるシャンプーやサプリメントは必要なのか?
- 育毛剤や育毛シャンプーなどで1万円も使うくらいなら
AGAクリニックでの治療費、本当の相場は?
先に書いた通り、AGAクリニックでは治療方法や検査項目などさまざま!
当然それぞれによって治療費は大きく変わってしまうため、一番現実的かつと費用を安く抑えられる治療のみに限定しました。
具体的には以下の条件で考えています。
- 成長因子注入療法は除外
- 自家植毛、かつらも除外
- 内服薬、外用薬での治療のみ
- シャンプーやサプリも除外
結論から言うと、再診時1ヶ月あたり最安値は1万円ちょっと、2万円以上だと少しお高め、1万5千円前後で安い方、こんな感覚だと思います。
次の表は当サイトで独自に集計したランキングでトップ5にランクインしたAGAクリニックの価格表です。
クリニック | 初診時 | 再診時 | 12ヶ月合計 |
---|---|---|---|
銀座総合美容クリニック | 26,460円 (21,060円) |
18,900円 | 234,360円 (228,960円) |
AGAヘアクリニック | 18,500円 (─) |
15,500円 | 189,000円 (─) |
肌のクリニック | 22,917円 (─) |
10,260円 | 145,302円 (─) |
髪のクリニックSeed | 23,976円 (18,576円) |
15,336円 | 192,672円 (187,272円) |
ヘアメディカル | 10,800円 (─) |
34,560円 | 425,520円 (─) |
※ カッコ内は血液検査が省略できた場合の価格
※ 治療費はフィナステリド+ミノキシジル内服薬、対面診察で算出
※ 表示は全て税込み、消費税は8%で計算(小数点以下切捨)
※ ヘアメディカルの初診は診察+検査のみ
※ 12ヶ月合計は初診+再診×11(ヘアメディカルは×12)で算出
※ 肌のクリニック12ヶ月合計は初診+再診×11+6ヶ月後の検査料で算出
血液検査の省略って言うのは、会社の健康診断の結果などで代用できた場合のことですね。(銀座総合美容クリニックと髪のクリニックSeedはホームページで代用可能なことを明記してます。)
当然ほかにもAGAクリニックはたくさんありますが、口コミなどからおすすめできるクリニックのみを挙げました。
このなかでは肌のクリニックが一番安いですね。 月々1万円ちょっとだと、リアップ+サプリとそんなに値段が変わらない計算に!
「月々3,000円代から!」なーんて宣伝しているクリニックもありますが、「そのクリニックで一番安く出している薬がその値段」ってくらいに考えてください。
現実的には安くても10,000円~15,000円くらいはかかります。
メソセラピーやHARG療法を併用すると費用は格段に増える
あと、AGAクリニックで価格を大きく左右するのは育毛メソセラピーやHARG療法といった成長因子注入療法。
呼び方はクリニックによっていろいろで、例えば以下のような名称でホームページには書かれていたりします。
- 育毛メソセラピー
- 成長因子(グロースファクター)注入(再生)療法
- 毛髪成長因子注入治療
- HARG(注入)療法
注入する成長因子などはそれぞれ特徴があるので、それによってもお値段が変わってきます。
いずれにしても、髪の成長に良いとされる成分を直接頭皮に注入する治療法、とイメージしてください。
(小さな針を使ったり、無痛を売りにしているところなど、注入方法もさまざまです。)
この成長因子注入療法、基本的に1回行えば終了というものではありません。
最低でも6回くらいを1セットと考えて、効果が乏しければもう1~2セット・・・そんな感じで続いていく可能性があるんです。
費用はどんなに安くても1回20,000円ほど、高いところだと1回60,000円ほどのところも!
成長因子注入療法の相場は次の記事で一覧表にしているので参考にしてください。 私がメソセラピーやHARG療法をおすすめしない理由
詳細は上の記事を呼んでもらいたいのですが、基本的に私は成長因子注入療法はおすすめしません。
この治療法を併用するのなら、治療費総額は10~30万円くらい増えることを覚悟してください!
AGAクリニックで出てくるシャンプーやサプリメントは必要なのか?
あとお薬以外でクリニックでかかる費用といえば、シャンプーやサプリメントの存在。
少しでも治療費を安く抑えたいとすると、これらの費用も気になるところです。
これも順番に見ていきましょう。
育毛サプリメントは買うべきか?
サプリメントは、銀クリのようにオリジナル配合薬(フィナステリドやミノキシジル)のなかに入っているところや髪のクリニックSeedのように「オリジナル育毛サプリ」として別に用意しているところなど様々。
薬に配合しているところは別に値段が変わらないので置いといて、わざわざ育毛サプリメントを買い求める必要はありません。
サプリの中身はだいたい亜鉛やビタミンなど髪の成長に必要とされる成分。
髪の毛の成長が阻害されるほど亜鉛が欠乏するならもっと他の問題が出てくるでしょうし、ビタミンで髪の毛が生えてくるわけでもありません。
ちなみに私が利用しているAGAヘアクリニックでも「毛髪成分サプリメント」なるものがありますが、今まで一切購入ていません。医師も特にすすめてくることもありません。
育毛シャンプーは買うべきか?
シャンプーはケトコナゾールという抗真菌薬が2%配合されたものがあり、それに関してはAGAガイドラインでもC1(行っても良い)の評価になっています。
男性型脱毛症に対するケトコナゾール外用の発毛効果に関しては,有用性を示す弱い根拠があるので,外用を行ってもよいことにする.一方,女性型脱毛症に対する有効性を示す根拠は未だ不足しているが,副作用が軽微な点も考慮し,同じく行ってもよいことにする. 引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
つまり、AGAに対して弱いながらも一定の根拠を示すものでその辺に売っているスカルプシャンプーに比べれば使う価値はあるハズです。
ただし、AGAに有効かもしれないとされるのはケトコナゾールが2%配合されたもの。
もし購入するなら有効成分の配合量は確認するべきです。
育毛剤や育毛シャンプーなどで1万円も使うくらいなら
AGAクリニックのだいたいの費用相場、感覚的につかめてきたでしょうか?
ざっくり言うと月々15,000円ほどを見込んでおいてください。
- 思ったより高かった?
- それとも安かった?
- 予想通りだった?
いろんな感想があると思います。
が、間違いなく言えるのは 育毛剤や育毛シャンプーに月々1万円近く使っているなら、もうプラス5千円出してでもAGAクリニックを利用すべき ということ。
育毛剤や育毛シャンプーでハゲは治りません。 関連記事:AGAクリニックと育毛剤を比較すると?効果が期待できるのは?
そしてAGAは進行性、つまり自然に回復する見込みはなく徐々にハゲは進んでしまうということ。
私は現実を見てみぬフリをして随分遠回りしました(涙)
アナタは間違った方法ではなく、正しい治療法を選んでくださいね!