AGA治療の初期脱毛はいつからいつまで?回避はできる?
- AGAの治療にはミノキシジルやフィナステリド(デュタステリド)の内服が有効らしい
- でも、こういう薬は初期脱毛も起こるって聞いたんだけど・・・
- 初期脱毛って何?どのくらい抜けるの?
- ただでさえ薄毛で困ってるのにこれ以上抜けるってありえないんだけど!?
- 一体初期脱毛っていつからいつまで続くものなの?
・・・以上、私が銀クリに通う前に思ってた心の叫びです・・・
脱毛してて困ってるのに、さらに脱毛って。。。
ガクブルしてたのを覚えてます(苦笑)
AGAクリニックなどで治療をするのに最初の壁の1つはこの初期脱毛かもしれませんね。
ここでは、私の体験談も交えて初期脱毛がいつからいつまでの期間で起こるのか、初期脱毛が起こるとされる薬の種類、初期脱毛が起こる仕組み、初期脱毛は回避できるのか?を考えていきますよ!
AGA治療において初期脱毛が起こるのはいつからいつまで?
私がクリニックで聞いたのはこんな内容でした。
ミノキシジル内服開始から2週間~2ヶ月の間に2週間~1ヶ月にわたって起こります。
クリニックで直接聞いた話なので、信憑性は高いかと思います。
なので、どんなに長い人でも2ヶ月を見ておけば良いということになりますね。
ちなみに、私のミノキシジル内服から1ヶ月後と1ヶ月後から2ヶ月後の経過を載せてみますので、参考にどうぞ!
幸い私の場合は強い初期脱毛はありませんでした。
この辺は人によって、また内服治療を開始するタイミングによって(この辺は後述します)変わってくると言われるので、「私がどうだったから」という話ではありません。
初期脱毛は2週間~2ヶ月の間に2週間~1ヶ月にわたって起こる
初期脱毛って1日何本くらいの毛が抜けるの?
期間が分かったところで、もう1つ気になるのは1日どのくらいの本数が抜けるのか?というお話ですよね?
この話をする前に、まず正常だとどのくらいの本数が1日で抜けるのか?を見ておきましょう。
ここでは日本皮膚科学会のホームページを引用してみます。
毛周期は個々の毛包で別々に営まれますので、1日におおよそ100本が抜ける一方で、約100本が再生して、ほぼ一定の毛の数が保たれています。また、頭の毛の割合では、約85~90%が成長期の毛で、10%弱が休止期の毛です。
引用:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q02.html
正常でも1日結構な数の髪の毛が抜けるんやな。
僕らみたいな薄毛に悩む者にとって1日100本って結構ショックな数だよね。
いや、ワシは別に悩んでへんけどな。
で、肝心なのはAGAの内服治療でどのくらいの本数が抜けるのか?
これは、ヘアメディカルっていうAGAクリニックのホームページを引用します。
▼一般的な《初期脱毛》の現れ方▼
<時期> 飲み始めた直後~1ヶ月目にかけて
<抜ける量> 200~300本ほど抜ける場合がある引用:https://www.hairmedical.com/propecia-earlyeffect/
300本って正常の3倍も抜けるんかいな?
まあ、あくまでも「最大」って書き方だけどね。。。でも、このくらいの数が抜ける「かも」しれないってのは覚悟しといた方が良いんだろうね。
先程の話の通り、この辺も個人差やタイミングによる差が大きいところなので、一概には言えません。
が、一般的にこの位の数が抜ける可能性があることは覚えておいた方が良さそうです。
正常で1日約100本、初期脱毛では2~3倍の髪の毛が抜ける可能性がある
初期脱毛が起こる薬って何?
では次にどんな薬を服用すれば初期脱毛が起こるのか?です。
一般的に初期脱毛が起こるとされる薬は以下の3種類。
ミノキシジル(商品名:リアップなど)
フィナステリド(商品名:プロペシアなど)
デュタステリド(商品名:ザガーロなど)
ミノキシジルには外用(塗り薬)と内服があって、内服の方が初期脱毛は強く起こります。もちろん、毛を生やす効果も内服の方がずっと強いんですけどね。
逆にいうと、これ以外の薬や育毛剤で初期脱毛が起こるって話はありません。
なんや、じゃあ育毛剤とか使った方が良いっちゅうことか?
それで髪の毛が生えてくるのなら、ね?
初期脱毛やその他副作用が無くて、なおかつ髪の毛を生やす効果の強い発毛剤
確かにそんなものがあれば私達にとって一番嬉しいですよね!
※ 初期脱毛は薬の副作用ではありません。
でもね?
冷静になって考えてみてください。
そんなものがあったらハゲてる人みんなその薬(発毛剤)を使いません?
間違いなくノーベル賞ベストセラー になりますよ、それ。
でも、そんな話聞きませんよね?
育毛剤は群雄割拠ですし、発毛効果があるとされる薬も上記3種類以外にはほぼありません。(ガイドライン上はあと数種類ありますが、どれも上記3種類よりも推奨レベルは下がります。)
一番売れているとされる育毛剤ですら、現役医師から「効果なし」と判定される始末。
さて、そんなチャップアップですが、有効成分のセンブリエキス、グリチルリチン酸、ジフェンヒドラミンHCに医学的な見地からみて発毛効果は全くありません。
引用:https://agablog.tokyo/hair-growth/123
お手軽で副作用や初期脱毛が無いとされる育毛剤に頼りたくなる気持ちはよ~く分かるのですが、ここはぐっと堪えて冷静に考えた方が良さそうです。
初期脱毛が起こる薬はミノキシジル、フィナステリド、デュタステリド
それ以外の薬や育毛剤では初期脱毛は無いが効果も期待できない
そもそも初期脱毛は何故おこるのか?
ここまで、初期脱毛について書いてきましたがそもそも「初期脱毛ってなんぞや?」というお話です。
その話をするためには、まず正常なヘアサイクル(毛周期)について書いておかないといけません。
正常なヘアサイクルは上図のようになっていて、先の引用でもあった通り全体の約9割が成長期に、残りの1割が休止期の状態にあります。
AGAで問題となるのは、このヘアサイクルの乱れ。
本来2~6年あるハズの成長期が数ヶ月~1年にまで短縮されてしまうのです。
引用:https://www.gincli.jp/medical/aga/index.html
十分成長しないまま退行期を迎えてしまった毛髪はとても弱々しい毛のまま抜けてしまいます。
この辺は抜け毛でお悩みのアナタなら見に覚えがあるのでは?
フィナステリドやミノキシジルなどの発毛剤は、乱れたヘアサイクルを元に戻そうとする過程で弱っている髪の毛を押し出していき、新しく成長する髪の毛を生やしていきます。
このように、弱った髪の毛が抜けていくのがいわゆる「初期脱毛」なんです。
弱った髪の毛をそのまま強くしてくれたら良かったんやけどな。
そういう便利な薬は無いってことだね。。。
なので、初期脱毛は乱れたヘアサイクルを正常に戻すための通過儀礼のようなものなんです。
初期脱毛は正常なヘアサイクルに戻ろうとしている兆し!
初期脱毛は回避できるのか?
結論から言うと、回避はできません。
上記の通り、初期脱毛は正常なヘアサイクルを取り戻すために欠かせない症状。
一番もったいないのは、
- 初期脱毛が怖いから、それらの症状が無いとされる育毛剤を使ってみた
- 分かってはいたけど薬を服用したら抜け毛が結構増えたので怖くなって中断した
こんなケース。
せっかく、ミノキシジルやフィナステリドを服用するして数ヶ月後にはアナタの頭髪が復活する可能性があるのに、それを逃してしまうってことです。
1本の毛母細胞が細胞分裂を繰り返し髪の毛を生やす機能には限界があり、それは約50回と言われます。
ヒトでは細胞分裂の限界は約50回であり、毛母細胞も例外ではありません。
毛乳頭細胞からシグナルを受けて分裂する回数にも限界があるのです。引用:https://gincli-aga.com/blog/2009/12/post_49.html
1本の髪の毛の成長期が2年だとすると50回をかけると単純計算で100年。
でも、AGAで成長期が仮に1年にまで短縮されたとすると、単純計算で50年。
これだけ髪の毛が生える期間が短縮されてしまいます。
毛母細胞も50回という寿命を迎えるとそれ以上活動することはできません。
つまり、カツラなどは別にして自分の毛根の機能で髪の毛を生やすチャンスはもう無くなってしまうということ。
大切な残り期間を無駄にしないためにも、AGAクリニックなどでしっかり治療することをおすすめしますよ!